
【写真】炭鉱夫、詩人、革命家…ベン・ウィショーがさまざまな顔で魅せる場面写真(6点)
本作は、数々の文学賞を受賞した傑作伝記小説『リモノフ』を基に、『インフル病みのペトロフ家』『チャイコフスキーの妻』などで世界が注目するロシアのキリル・セレブレン二コフ監督(2022年にロシアから亡命)が放つ、圧巻の演出と徹底したシニシズムで観る者を愉快にも不快にもさせる問題作。ファシストでも共産主義者でもリベラルでも保守派でもなく、しかしそれらすべてを内包し20世紀後半を駆けぬけた、悪名高い実在の人物リモノフの愛と破滅を描き出す。第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作。
『007』シリーズのQ役や『ウーマン・トーキング 私たちの選択』など、ハリウッド大作から個性派監督の作品まで出演し続ける演技派ベン・ウィショーがリモノフ役を務め、破天荒なアナーキストを熱演した。
新場面写真6点は、いくつもの顔をもつリモノフを演じたベンの様々な姿を写し出したもの。ロシア時代の炭鉱夫、恋する詩人、NYで自堕落に暮らす活動家、自堕落がすぎて恋人と離れ富裕層の執事になった姿、作家で成功しフランスに移り住んだ時の姿、シベリア兵士を経てボリシェヴィキ党を率いるカリスマ革命家となった姿を収めている。
30秒予告は、「狂乱が始まる…」というセリフから始まり、多くの謎に満ちた実在の男、リモノフの様々な姿がたたみかけるように映し出されていく。「俺は革命を求めているだけ」と言い放つリモノフ。そんな彼に「あなたは生まれながらの英雄」と語りかける恋人。最後は「カリスマか、危険人物か」というキーフレーズで幕を閉じる。
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映画『リモノフ』は、9月5日より全国公開。