『12月の君へ』©︎2025 Elles Films Co.世界中で絶大な人気を誇るハン・ソヒの待望のスクリーンデビュー作となる韓国映画『12月の君へ』が、2025年冬に全国公開することが決定。ティザービジュアル、場面写真3点が解禁となった。
アジアを代表するインディペンデント映画祭のひとつとして名高い、第24回全州国際映画祭に正式出品され、わずか1分でチケットが完売した本作。
役者を夢見る高校生と人気俳優の転校生、孤独を感じる2人の少女が出会い、やがて惹かれ合っていく。高校時代と大人になった現在、時を越えて想い合う女性たちの、切なくも美しい“冬の海での邂逅”を描くラブストーリー。
子役出身で人気俳優の転校生ソルを演じるのは、「夫婦の世界」「わかっていても」「マイネーム:偽りと復讐」「京城クリーチャー」など数々の大ヒット韓国ドラマに出演し、高い演技力と唯一無二のカリスマで、国内外に熱狂的な人気を誇るハン・ソヒ。
その人気はアジアにとどまらず、現在はヨーロッパ全域を含んだ世界各国でファンミーティングツアーを開催中。7月20日(日)には、日本でも初となるファンミーティングを控えている。
そんな彼女にとって本作は、映画初出演にして初主演作。クィア・ロマンスという新境地で、初々しさと鮮烈な美しさをまとって新たな魅力を開花させている。
ソルと運命的に出会う俳優志望の高校生スアンを演じるのは、“韓国映画界の秘宝”とも称される実力派、ハン・ヘイン。
2人が紡ぐのは、“友情”と“恋”の狭間で揺れながら惹かれ合い、やがて離れ離れになった少女たちの物語。雪の降りしきる幻想的な冬の海で、あの日伝えられなかった想いが、ふたたび静かに、心を動かしはじめる。
まばゆい愛と感情を映し出すのは、注目の次世代シネアスト、ユン・スイク監督。2013年に長編映画『Groggy Summer』で映画界に登場し観客に強烈な印象を与えたユン・スイク監督は、その独自の視点と大胆な演出が注目を浴び、第14回全州国際映画祭の韓国コンペティション部門で世界に認められ、10年後に本作『12月の君へ』で再び全州国際映画祭に登場した。
すれ違いと再会の“冬の物語”を告げるティザービジュアル
今回解禁されたティザービジュアルは、転校して間もないある冬の朝、車の窓から顔をのぞかせるソル(ハン・ソヒ)の姿が大きく切り取られたデザイン。
慣れない街の空気をそっと吸い込むその表情には、緊張と期待の入り混じった初々しさがにじみ、まるで何かが始まる瞬間を告げているかのよう。「愛だと知らずに傷つけた。もう一度、会いたい。」という印象的なコピーが添えられ、少女たちのすれ違いと、大人になった2人の再会を予感させる1枚に仕上がっている。
場面写真は、ソウルのカフェで静かに向き合うソルとスアン、スアンの顔をそっと触るソルのソロショット、冬の海辺でサーファーに手を振る2人を捉えた写真となっている。
少女から大人の女性へ。伝えられなかった“好き”が降り積もるラブストーリー
役者を目指すも同級生に馴染めず、まだ作品に参加できていないスアン。一方、子役から人気俳優となり多くの人に認められながらも、周囲の評価を気にするがあまり本当の自分を見失って苦しむソル。
対照的にも見える2人が運命に導かれるように出会い、不安と混乱の中で揺れながら織り成す、切なくも澄んだ心の交錯。初めてのキス、待ち望んだ再会、そして雪の降る静かな世界で交わされる2人だけの秘密…。
繊細な感情の重なりが生む情緒的な雰囲気を大切に描き、視覚的にも感情的にも美しいロマンスに仕上がっている。
『12月の君へ』は2025年冬、ホワイトシネクイント、kino cinema 新宿ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)