「いつか、無重力の宙で」金澤彗役の奥平大兼NHK大阪放送局の夜ドラ「いつか、無重力の宙で」に奥平大兼が出演することが決定した。
新たに出演がわかった奥平大兼が演じるのは、宇宙工学の研究室に所属する大学生・金澤彗役。金澤彗は、主人公の飛鳥(木竜麻生)たちがよく行くファミレスでバイトをしている大学生で、成績は優秀だが他人とのコミュニケーションが苦手なキャラクターである。だが、バイト先に頻繁にやってくる飛鳥たちが、素人ながら人工衛星を打ち上げようとしている無謀さにあきれ、ついつい口を出してしまう。
奥平は、2020年公開の『MOTHER マザー』でスクリーンデビューし、数々の映画賞で新人賞を受賞している。2025年にも主演映画『か「」く「」し「」ご「」と「』が公開されたほか、8月15日には出演する映画『雪風 YUKIKAZE』が公開予定となっている。
奥平は「この作品に登場する人物や空気感がすごくいいなと」思った語り、「僕は金澤彗としてその4人を支えつつ、自分の目標に向かって走り続けられる人間でありたいと思いました」とコメントを寄せた。
コメント全文
奥平大兼
最初に台本を頂いた時、この作品に登場する人物や空気感がすごくいいなと思い、特に飛鳥・ひかり・周・晴子という4人の女性が、人工衛星を打ち上げて地球の写真を撮るという目標に対して進んでいく姿が青春そのもので、いつになっても何かに向かって走っていく姿はすてきなんだなと思いました。
そして僕は金澤彗としてその4人を支えつつ、自分の目標に向かって走り続けられる人間でありたいと思いました。
是非その姿を楽しんでいただけたらうれしいです。
プロデューサー 南野彩子
30代の女性たちが、ただ「宇宙が好き」という気持ちだけで人工衛星を作ろうと奮闘する姿は、“夢がある”、一方で“無謀である”とも言えると思います。彗(けい)は、そんな彼女たちの無謀さや甘さを、ドキッとするような本質を突いた言葉で指摘するため、一見「冷たい人」というイメージを持たれる人物です。でもその言葉は、彼女たちと同じく「宇宙が好き」という想いがあるからこそ。本気で宇宙を目指すから、自分にも他人にも厳しくあり続ける。奥平さんは、そんな彗の内にある【熱】を大切に演じてくださっています。作家の武田さんは奥平さんについて「繊細な表情や話し方から生の感情があふれ出すようなお芝居がとてもすてきな方なので、静かに宇宙への熱を胸に秘めた金澤彗という青年は奥平さん以外考えられない」と話しており、彗というキャラクターが生まれた当初から奥平さんをイメージして物語を書かれていました。今回、飛鳥たちの宇宙への挑戦とともに、彼がどのような夢を描いて奮闘するのか、ぜひ放送を楽しみにお待ちいただければ幸いです。
「いつか、無重力の宙で」は9月8日より毎週月-木曜日22時45分〜NHK 総合にて放送(全32回/8週)。
(シネマカフェ編集部)