野田秀樹氏が「申し訳ないけど演出家は俺だから」と止めた24年前の稽古を明かす

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2025年07月17日 14:50  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

「野田版 研辰の討たれ」の会見に登場した中村勘九郎(撮影・野上伸悟)

中村勘九郎(43)中村七之助(42)らが17日、都内で、「八月納涼歌舞伎」(同3〜26日、東京・歌舞伎座)で上演する「野田版 研辰の討たれ」の囲み取材を行った。01年に演出家野田秀樹さんと中村勘三郎さん(当時勘九郎)がタッグを組み初演された作品。05年に勘三郎襲名披露興行で再演された。


野田さんは、勘九郎の長男勘太郎が稽古で成長し”化ける”様子を明かし、勘九郎が自主稽古をつけているのかと聞いた。勘九郎は「やってない、やってない! やられて嫌だったからやってない」と、父勘三郎さんのことを思い出しながら笑った。


七之助も「初演の時の稽古場は鮮明に覚えていますし、父に死ぬほど怒られて、野田さんに『僕が演出家だから』と言われていた」と、ついダメ出ししてしまう父の姿を振り返った。


野田さんも「稽古の初日に(勘三郎さんが)いきなり勘九郎君と七之助君にダメ出しして、怒ったんですね。びっくりして止めて『ちょっと申し訳ないけど、演出家は俺だから』と。それで始まったのを思い出しました」と話した。


ほか、松本幸四郎、市川染五郎、中村長三郎が出席。

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