
45歳で死去したことが公表された、遠野なぎこさん。
生前、遠野なぎこさんが「心の底から大好きなお友達」「生涯の友」と明かし、一緒に食事に行くなどしていた、漫画家・倉田真由美さんが、TBSの取材に追悼のコメントを寄せました。
【写真を見る】遠野なぎこさん死去 「生涯の友」倉田真由美さんが追悼 「今、もし時が戻るんだったら…」 最後のやりとりと「後悔」明かす 「強引に押しかければよかった」
倉田真由美さんは「彼女の部屋から、『ご遺体が見つかった』っていう第一報を聞いた時に、もうかなり覚悟をしていたので。今回ね『はっきりしてしまった』っていうことで…本当にそれは、辛いことだけれども、『その時』の衝撃の方がやっぱ大きかったですね。」と、悲しみの心中を告白。
続けて「あの、猫ちゃんが、そのまま見つかりましたよね。彼女、本当に猫を愛してたから。だから…彼女が『自分の意思でどっか行っちゃう』ってことは『絶対に無い』から。猫を放置して。だからもう遺体は『彼女なんだろうな』って…。やっぱり、おそらく皆さん、そう思ってらしたと思うけど、私も、そう思ってました。」と、明かしました。
倉田真由美さんは「彼女に言われたことでね、私すごく嬉しかったこといくつかあるんですけど。」と語り「そのうちの1つがね、コメンテーターとして、こう、彼女って、すごく『仕事熱心』だったから、自分の出た番組を録画したものを見返して、『この時こうだったな』みたいなことを、反省会するぐらい『すごい熱心』なんですよね。で、やっぱりその女優だから、もちろん彼女は正直な人なんで、嘘はつかないんだけど。表現の仕方とかは、『工夫する』わけですよ。それがね、本当『天才的で』私ね、『やっぱり女優ってすごいな』と思ってたし…。」と、回想。
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続けて「で、その『彼女に言われたこと』の話に戻ると、『私はそういうこと出来ないんだよね』みたいな話をした時に、(遠野なぎこさんから)『いや、でも、くらたまさんは共感力の女王だから』みたいなことを言われて。『なんか人に共感してもらうようなこと言わせたら、もう他にいないぐらいだよ』みたいなこと言ってもらった事が、すごく嬉しくて。なんかね、それも結構前なんですけど、7、8年前かな? なんかそれは、ずっと忘れられないし。何て言うのかな…私が言われて、『すごく嬉しいこと』だったから。」と、振り返りました。
更に、倉田真由美さんは「5月にやり取りした時に、最後ね。」と、遠野なぎこさんとの最後のやりとりを明かし「なんか(遠野さんは)『家の中うろうろするだけでも、結構きつい』みたいなこと言ってたので。結構ね『本当しんどいんだろうな』って分かってたのに、もっともっと強引に『じゃあ、今から行くよ』ぐらいに『言うべきだったのかな』とかね。」と、語りました。
そして「私自身、今、もし時が戻るんだったら…そうするのになって、自分自身で悔むところがすごくあります。」「強引に押しかければよかったなって。」「きっと、その時は彼女は『嫌がる』と思うけど、でも命を失うぐらいだったら、人間関係を切られたとしても、そうすべきだったな。今、戻れたら…時が戻るんだったら『そうするのにな』っていうのはすごく思います。そういう意味ではね、彼女に嫌われるのが怖くて、やっぱり踏み出せないでいたなっていう自覚があるから。」「(遠野なぎこさんは)すごく自分に踏み込まれるのを嫌がる人だったから。『もっと食べないとダメだ』みたいなこと言われるのは、本当嫌ってたから。」と、後悔の思いを明かしました。
2023年12月、遠野なぎこさんはインスタグラムに『“大好きな友人、倉田真由美さん♪”』と書き出し、笑顔の2ショット写真をアップ。
続けて「昨夜ご一緒していたのは、漫画家の倉田真由美さん。もう、何年来の友人になるでしょうか。」「私、芸能界で深いお付き合いがあるのはくらたまさんくらいかなぁ。」と、2人の関係を説明。
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そして「くらたまさんは、生涯の友です 何も言わなくても抱きしめてくれる人。心が温かい人。だから、どうかどうか幸せでいて欲しい。出来れば、いつまでも。くらたまさんの、望む形で。そう願います。」と、その思いを綴っていました。
更に、2024年5月に、遠野さんは「昨夜ご一緒していたのは、漫画家の倉田真由美さんでした。」と書き出し、飲食店とおぼしき場所で仲良く腕を組んでいる遠野さんと倉田さんの2ショット写真を投稿し「心の底から大好きなお友達です。」と紹介していました。
遠野さんの自宅からは今月3日に遺体が発見された一方で、遠野さんと連絡が取れない状況が続いていました。
遠野なぎこさんのブログによれば「 故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。 現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません。」「故人が生前大切にしておりました愛猫は無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。」と説明されています。
【担当:芸能情報ステーション】
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