遠野なぎこさん死去、４５歳＝俳優、朝ドラ「すずらん」ヒロイン

　ＮＨＫ連続テレビ小説「すずらん」でヒロインを務めた俳優の遠野なぎこ（とおの・なぎこ、本名青木秋美＝あおき・あきみ）さんが死去したことが１７日分かった。４５歳だった。神奈川県出身。葬儀は近親者で行う。

　子役として芸能活動を始め、１９９５年のＮＨＫ大河ドラマ「八代将軍　吉宗」などに出演。９９年放送の「すずらん」では、母親を捜しながら戦中・戦後の激動の時代を懸命に生きた女性を熱演した。映画や舞台でも活躍し、バラエティー番組では歯に衣（きぬ）着せぬトークで人気を集めた。

　遠野さんは摂食障害であることを公表し活動を続けていたが、親族が１７日、本人のブログに「訃報のお知らせ」を掲載。「このたび、永眠いたしました」と報告した。捜査関係者によると、３日に東京都内の自宅で倒れているところを発見され、１７日に本人と確認された。死因は不詳だが、現場の状況などから事件性はないとみている。