「気持ち悪いよね、私の外見」遠野なぎこさん急逝 明かしていた“持病”の苦悩「何だか、ゾンビみたい…」

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2025年07月17日 16:40  web女性自身

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17日、女優の遠野なぎこさんが死去したことがわかった。45歳だった。親族が遠野さんのブログを同日更新し、公表したかたちだ。



都内にある遠野さんの自宅マンションで身元不明の遺体が見つかったことが各メディアによって報じられたのは、7月4日のこと。当時、本誌記者が現地取材をしていた。



「自宅マンション近くの住民や出入りの配達員などに話を聞くと、3日の夜ごろに救急車やパトカーがマンションに駆けつけていたそうです。見つかった遺体に関して警察から身元に関する発表が全くなかったため、遠野さんの安否を心配する声がネットに広がっていたのですが……」(本誌記者)



同ブログには死因についても触れられており、「現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と説明。



最後に「故人は俳優業に真摯に向き合い、さまざまな困難と闘いながら、懸命に生き抜いてまいりました。その姿を、私たち親族一同、深く尊敬し、心から誇りに思っております。令和7年7月17日 遠野なぎこ 親族一同」という言葉で締めくくられている。



遠野さんが闘い続けた“さまざまな困難”――。そのひとつに、15歳のときから患っている“摂食障害”があった。



昨年12月3日、遠野さんは自身のインスタグラムでその苦悩を明かしている。遠野さんは友人とのツーショットとともに《『“何だか、ゾンビみたい…”』》と切り出し、こう綴った。



《気持ち悪いよね、私の外見。分かってるの、自覚してるの。お友達との写真を改めて見直したら…ちょっと正直、気持ち悪い。どう頑張っても、増えない体重。これでも、一生懸命食べようとはしているんだ。食べる事が大好き。お料理も大好き。だからこそ、気持ちが沈む》



同投稿には《#遠野なぎこ #摂食障害 #悔しい #悲しい #治したい #必ず #もう嫌だ》というハッシュタグも。そののち、気持ちがどんどんふさがっていったようで、遠野さんは同日の別投稿で《あと、4Kg増やせればお医者様的にはOKなの。なのに、何故増えないこの体重。毎日、ただただ泣きそうだ》といい、その次の投稿では《“わざとカロリーの低い食べ物ばかり選んでいる”、時々そんな風に言われるのですが…それは全力で否定します》《私の場合、お刺身や銀杏やらトマトやらを選んでいるのは…ただの好みの問題》とコメント。



さらに《誤解しないで下さい。食べる事は大好きなのです。ただ、今の私の状態はどうしても通常の食事量が胃に入らないだけ。あまり言われると、心の扉がどんどん…》と述べていた。



翌日の4日の投稿では、《『“闘いの2日間”…』。キツかった》と綴り、壮絶な闘病の様子を明かしている。



《何か食べ合わせが悪かったのか、単純に胃が弱っていたのか…吐き気が止まらない2日間でした。お水も吐き気止めも戻してしまうから、ひたすら耐えていました。今日はインフルエンザの予防接種と、頭のおハゲちゃんの診察の予約を入れていたのだけど…病院に迷惑をかけてしまいそうだなと思い来週に延期して頂きました》



それでも愛猫・愁くんの世話をしていたといい、《こういう時、“命への責任”を感じるよね。体調が悪くたって、寝てばかりはいられない。愁くんの不安を取り除いてあげなきゃいけないから、誘われれば一緒に遊んだり》と述べた。そして《しっかし、キツかった。だいぶ復活してきたからミカンでも食べようか。一睡も出来なかったから、今夜こそしっかりと眠りたい》と綴った。



吐き気の発作に二日も耐えていたものの回復の兆しを見せていた遠野さん。さらに5日、《『やったー、復活!!』》と述べると、《昨夜は0時前にはちゃんと眠りに入れました!!お薬も効く日と効かない日があるからね、ホッと一安心!!で、目が覚めて…めちゃくちゃスッキリ!!飲み物を飲んでも吐き気ゼロ!!》と喜びを明かした。



そして《元気を取り戻すって最高だね 今日は無理のない程度に家事もしたいし、愁くんの爪も伸びてきたからカットしてあげたい。朝早くからゴメンね 2日間苦し過ぎたから、めちゃくちゃこのスッキリ感が幸せで》と喜びを爆発させた。



「回復した遠野さんの姿に、インスタグラムのコメント欄は彼女へのエールで溢れました。愛ある言葉に、遠野さんもきっと元気づけられたはずです」(スポーツ紙記者)



発表された訃報に、深い悲しみと動揺の声が広がっている――。

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