脚本家大石静氏が17日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜午後1時)にゲスト出演。大河ドラマを執筆中に夫が亡くなっていたことを明かした。
司会の黒柳徹子から「ご主人が3年前にお亡くなりに?」と聞かれると、大石氏は夫について「(亡くなったのは)2年半前くらいです。79(歳)です。8つ年上」と明かした。
自身が25歳の時に結婚。夫は舞台監督を務めていたという。24年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を執筆中に体調を崩し「2022年の秋頃ですね。秋頃、(脚本を)2本書いたくらいで夫が急に呼吸困難にになって」と回想。「検査したら肺がんで。ほとんど手術もできないし、年齢的にも抗がん剤には耐えられないだろうと。治療をしないでこのまま行くと」と振り返った。
大石氏は当時について「死にゆく人を看病しながらなかなか大河ドラマは書けなくて。1回止まっちゃったんです」。夫の余命を「『1年はもたないだろう。春くらい、3月くらいまでかな』と先生はおっしゃってたんですけど」と語り、「私は12月の時点で大河に復帰できなかったら、この仕事は手放さなければいけないと。看病もしなきゃいけないしどうしたもんかなと思っていたら、その気持ちが通じたように12月に旅立ちました。私を邪魔しちゃいけないと思ったんだろうなと」と想像した。
また「最後の3カ月は1行も書けないで、夫の看病だけしてまして。最後はやるだけやったっていう感じで。最後は涙も出ないくらい、やるだけやった気持ちでした」と語った。
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