新たなハリー・ポッターへの意気込みを明かした稲垣吾郎 (C)ORICON NewS inc. TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が17日、4年目の公演をスタート。このほど会見が行われ、新たにハリー・ポッター役を務める稲垣吾郎が登壇。新たなハリー・ポッター役に意気込みを明かした。
【集合ショット】再現度高!稲垣吾郎ら舞台『ハリー・ポッター』キャスト 会見には、新たにハリー役を務める稲垣、平岡祐太、1年ぶりにハリー役として帰ってくる大貫勇輔、アルバス・ダンブルドア役など3役を演じる新キャスト・市村正親が劇中の衣装をまとい登場した。
稲垣は、開幕について「本当にうれしいです」とし、「今まで2ヶ月間稽古してきたんですけれど、仲間とともに、ようやく開幕ということで、この劇場でお客様にお会いできることを本当に楽しみにしております」と期待感をにじませた。
見どころを「何度見ても魔法がすごい」「親子や仲間の愛というものが深く感動させられる」と2つあげた稲垣。演じる上で苦労したことについては「魔法使いを演じるのはもちろん初めてなので、魔法の習得というのが1番」とし、「2ヶ月間で魔法覚えたんですけど、それがもう本当に大変だったなというふうに感じてます」と振り返ったほか、「ハリー・ポッターは一応スーパースターではあるんですけれども、1人の人間であり、1人の父親である。そういった人間味にあふれるハリー・ポッターをうまく演じられたら」と意気込んだ。
魔法については「内緒なことが多いんです。しゃべったら怒られる」と笑いにしながらも、「いろんなものが舞台上で繰り広げられる。舞台上でないと稽古できないものもあったりして。実際に公演で使う場所を使わせていただいて稽古したりもしました」と振り返った稲垣。「飛んだりもしますし、火を出したりもします」と明かし、隣の平岡に「平岡くん、どうですか」と突然振り、平岡を戸惑わせる一幕も。稲垣は「こっちも知ってるのにびっくりしちゃう」と舞台で繰り広げられる魔法への新鮮な驚きを楽しそうに明かしていた。
『ハリー・ポッターと呪いの子』は、J.K.ローリングがジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろしたシリーズ8作目となる公式続編。小説最終巻から19年後、父となった37歳のハリーと息子アルバスの複雑な関係を軸にした新たな冒険を描く。2016年のロンドン初演以来、世界中で演劇賞を獲得し、日本国内でも第30回読売演劇大賞選考委員特別賞、第48回菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高い評価を得てきた。
22年に開幕した東京公演は総観客数120万人を突破し、通算公演回数は1200回を達成。魔法の世界を舞台上で「体感」できる壮大な演出、美術、衣装、音楽が、原作ファンだけでなく幅広い観客を魅了し続けている。
なお、7月17日にスタートした公演は、2026年1月31日まで上演される。