ジバンシイが石川県発の陶磁器片ブランドとコラボ 能登半島地震からの復興を支援

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2025年07月18日 15:21  Fashionsnap.com

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『ラ コレクション パルティキュリエ』 ド ジバンシイ クラフトマン セット

Image by: GIVENCHY
 「ジバンシイ(GIVENCHY)」が、石川県発のプロダクトブランド「カケラ(KAKERA)」とその運営会社CACLとコラボレーションし、フレグランスとプレートの限定セット「『ラ コレクション パルティキュリエ』 ド ジバンシイ クラフトマン セット」(7万8760円)を発売する。10月から、一部百貨店との限られたイベントで取り扱う。

 同セットは、ジバンシイのオードパルファム「ラ コレクション パルティキュリエ ド ジバンシイ」の100mLボトル2本と、アート作品としても、フレグランス用トレーとしても使用できるプレートで構成。プレートは、2024年元日に発生した能登半島地震で破損した九谷焼の白磁や珠洲焼の黒磁の陶片を、震災で被災し工房を移した輪島塗の職人が漆で繋ぎ合わせ製作した。半年以上にわたる試作や実験、デザイン検証を経て完成した同アイテムは、すべて一点もの。割れや欠け、傷といった不完全さをあえてデザインとして取り込むことで、個体ごとの個性や美しさを生かしたデザインに仕上げたという。
 今回の取り組みは、2024年夏にジバンシイの有志が石川県を訪れた際、地震で砕けた工芸品の現状に触れたことがきっかけで始動。金山桃LVMHフレグランスブランズ社長は、「日本の素晴らしい職人技が震災によって途絶えてはならないという強い思いで、CACLさんとの取り組みに至りました」とコメント。
 奥山純一CACL代表は、「日本のクラフトマンシップとLVMHフレグランスブランズ社が大切にされている精神が共鳴し合い、このプロジェクトにつながったのだと感じています。試行錯誤の末、唯一無二の趣ある作品が生まれました」と語った。

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