最高出力は313PS(230kW)を発揮、最高速度は270km/hを超えるパフォーマンスを誇るサーキット専用モデル『BMW M2 Racing(エムツー・レーシング)』が早くも日本に上陸 現行『BMW M2』のシャシーをベースに数々のレーシング・コンポーネントで強化され、最高出力は313PS(230kW)を発揮、最高速度は270km/hを超えるパフォーマンスを誇るサーキット専用モデル『BMW M2 Racing(エムツー・レーシング)』が早くも日本に上陸。BMW Mモデルのレース仕様車両の販売が可能なBMW Mモータースポーツ・ディーラー、株式会社モトーレン東都(東京都)とエルベオート株式会社(大阪府)において、7月7日より購入受付が開始されている。
来季2026年よりBMW Mモータースポーツの新しいエントリーモデルとなるこの新型は、歴代モデルの『M235iレーシング』『M240iレーシング』『M2 CSレーシング』と同様に現行『BMW M2』のシャシーをベースに数々のレーシング・コンポーネントで強化。2.0リッター直列4気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンや、モータースポーツ専用のソフトウェアにより制御される8速オートマチック・トランスミッションを搭載する。
さらに、専用に製造されたドライブシャフトや、タイヤの左右回転差を抑制するプリロード型の個別冷却システムを備えた機械式LSD(リミテッド・ステップ・ディファレンシャル)が標準装備されている。
ドイツ本国ではオッシャースレーベンで開催されたDTMドイツ・ツーリングカー選手権の2025年シーズン開幕戦にあわせて発表され、発売前最後の主要耐久テストとしてニュルブルクリンク24時間レースのSP3Tクラスにも参戦した同車は、晴れて世界的なデリバリーが開始された。
車両はDMSB(ドイツ・モータースポーツ連盟)認定、BMWモータースポーツ製のFIAレギュレーションに準拠した溶接式セーフティロールケージに、タンクフィラーネック付きマクロロン製の後部サイドウインドウ、サベルト製GT-AM固定式セーフティシートやFIA認証ATL FT3安全燃料タンク、FIA規定対応消火器システムなどを装備。
脚元ではGT3テクノロジーを採用したKW製モータースポーツ専用ショック・アブソーバーに調整可能な前後スタビライザー、BMW Mコンパウンドのブレーキ・ディスク&キャリパーに専用パッドとクーリングシステムを備える。
さらに機能面でも、BMW Mモータースポーツ専用のドライブ・モードMトラクション・コントロール(10段階)や調整式のピットレーン・リミッター、データロガー用に最適化されたワイヤリング・ハーネスも装備。日本市場では全車左ハンドルのAT仕様となり、価格は2100万円となっている。
●BMWカスタマー・インタラクション・センター:0120-269-437●BMW公式サイト:http://www.bmw.co.jp
[オートスポーツweb 2025年07月18日]