「動き出す妖怪展」の内覧会=18日午後、名古屋市中区 「百鬼夜行絵巻」や「百物語」などに描かれた妖怪の世界を、最先端のデジタル技術による立体的な映像空間で体感できる「動き出す妖怪展」が19日、名古屋市の金山南ビル美術館棟で開かれる。期間は9月23日まで。映像のほか、立体造形により妖怪のリアルな姿も再現した。
展示は「妖怪の里」や「妖怪百鬼夜行」など、コンセプトの異なる八つの部屋に分け、登場する妖怪は300匹以上。目玉は、正面・左右の壁面、天井、床全体に映し出す「妖怪大乱舞」。迫力ある音楽と共に、空間を埋め尽くす妖怪の世界に浸ることができる。
大人も楽しめるよう、江戸・明治時代の妖怪画や戯画などの解説も取り入れた。会期中の土日と8月11〜15日は「てんぐ」や「かっぱ」など日本古来の妖怪が会場を巡回。一緒に写真撮影を楽しむことも可能だ。