遠野なぎこさん「私が朝ドラヒロイン史上一番のワルだったと…」23年秋の「街録ch」で回顧

女優遠野なぎこ（とおの・なぎこ、本名青木秋美＝あおき・あきみ）さんが急逝したことが17日、分かった。45歳だった。自身のブログで発表された。

遠野さんは23年10月20日に更新された「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」内で、99年NHK連続テレビ小説「すずらん」でヒロインの常盤萌役に抜てきされた当時を振り返る一幕があった。

撮影は「朝から晩までっていう感じ。すごいです。殺人スケジュールでした」と切り出した上で「恋愛ばっかりしてました。あんなに遊んでるヒロインっていないと思う。私が朝ドラのヒロイン史上、一番のワルだったと思います」と当時を回想した。

高校生になってから交友関係が広がったという。特定の彼氏がいつつも「二回り上の人と同棲してて。それでベンツで送り迎えしてもらってました」と語った。

「あんな素朴な顔して…でも途中で他の人を好きになっちゃったから、もうお別れしたいって言って他の人と付き合ってみたり。また他の人と付き合ってみたり。そういう刺激がないとやってられなくなっちゃって。刺激がないと無理だった」と語った。寝ないで遊んでいたといい「寝なくても若さがまだ10代ですから」と振り返った。

「でも、全部バレてた、結構。だからいろいろ上の方はかばってくれていたと思います」と語った。

「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」は、フリーランスのディレクター三谷三四郎氏が、さまざまなジャンルの注目人物に街頭インタビューするチャンネルで、著名芸能人から事件事故などの経験者まで登場。登録者数172万人を超える人気コンテンツとなっている。

遠野さんの親族は17日、遠野さんのブログを通じ「このたび、遠野なぎこ（享年45歳）が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」とした上で「故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と発表した。

そして「ご心配の声を頂戴しておりますが、故人が生前大切にしておりました愛猫は無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。どうぞご安心ください」と伝えた。