小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)/2025MotoGP第12戦チェコGP 7月18日、2025年MotoGP第12戦チェコGP MotoGPクラスの初日のセッションがブルノ・サーキットで行われた。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)はプラクティスで20番手となった。
バトルを仕掛けてクラッシュし、2戦連続リタイアという結果に終わった前戦ドイツGP。舞台をチェコに移して連戦で行われた今大会初日は、午前のフリー走行1回目、午後のプラクティスの両方がウエットコンディションでの走行となった。
気温17度、路面温度26度のウエットコンディションで始まった45分間のフリー走行1回目に、小椋はまずミディアム/ソフトのレインタイヤでコースインする。計4周を走り2分11秒904の記録を残してガレージに戻った。走行ラインが乾き始めた残り時間およそ17分ごろ、小椋はスリックのソフト/ミディアムに履き替えて2回目のランを実施したが、3周目の3コーナーでハイサイドを喫しマシンは大破。幸い本人は無事で、2台目のマシンで再びコースに戻ったが、アウトラップのみの走行でチェッカーを受け、22番手で午前を終えた。
午後のプラクティスは、直前のMoto2のセッション中から降り始めた強い雨でトラックコンディションが悪化したことを理由に、20分遅れで開始された。小椋はミディアム/ソフトのレインタイヤで最初のランに向かい、計8周を走りこんだ。続けて同じタイヤで2度目のランを行うと2分06秒308をマークする。セッション終盤、予選Q2直接進出をかけて各ライダーがアタックを行い、ここで小椋は同じコンパウンドのニュータイヤを投入した。しかし路面の水量が減っていったこともあってか、ベストタイムを更新できないライダーも多く、小椋もベストタイム更新できないままセッション終了。小椋の順位は20番手で、土曜日の予選はQ1からの出走となる。
トラックハウスMotoGPチーム 小椋藍(FP1:22番手、プラクティス:20番手)
「データを見ても、午前中の何が良くなかったのか見つけるのがとても難しいのですが、クラッシュしてしまったのでそれはミスでした。タイミングが悪かったのと、プッシュの量が悪かっただけかもしれませんが、体の面では大丈夫です」
「路面に水たまりがたくさんあるフルウエットコンディションでは、感触が良くなりました。強く雨が降っている方が好みなのですが、セッション終盤に路面が乾き始め、そこからリヤタイヤのオーバーヒートに悩まされるようになりました。今日のウエットコンディションでは、ドイツでのセッションよりも間違いなく良くなっています」
[オートスポーツweb 2025年07月19日]