一方、このレースがスーパーフォーミュラ/フォーミュラ・ニッポン参戦100戦目の記念となる大嶋和也(docomo business ROOKIE)は、0.080秒差でQ1突破にわずかに届かず7番手という結果に。またJUJU(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)は最終アタックで1分23秒278を記録し9番手につける好走をみせたが、走路外走行によりタイムを抹消されてしまうことに。またザック・オサリバン(KONDO RACING)も走路外走行でタイム抹消となった。
A組に続いて9時25分からスタートしたB組は、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を先頭に続々とピットアウトしていったが、牧野がピットレーンを出た直後、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)がピットレーン出口に差しかかったタイミングでピットレーン出口の信号が赤に。後続が足止めされてしまうことになり、一度各車は1周してピットに戻り、9時35分から再開されることになった。場内では出口の信号機のエラーという情報が伝えられたが、非常に珍しいコースインのやり直しとなった。
仕切り直しとなったB組も、チェッカーラップでアタックが展開されていくが、ここで1分22秒675を記録したのは岩佐。フリー走行2回目首位だったイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)は2周連続でのアタックを行い、1分23秒049を記録し2番手に。3番手には大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が続いた。ランキング首位の牧野は1分23秒250で4番手となった。なお高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)は1分23秒533で10番手につけたが、走路外走行でタイム抹消となった。
ここで上位は1分22秒台中盤のタイムを続々と記録していくが、A組で2番手だった野尻が1分22秒417という好タイムを記録。これに続き、A組トップだった坪井が1分22秒438を記録するも0.021秒届かず。野尻が通算23回目のポールポジションを獲得してみせた。坪井は僅差の2番手だったが、このふたりだけが3番手となった福住仁嶺(Kids com Team KCMG)を0.335秒離す速さをみせた。