上京組にとっては “あるある” すぎる…! 地方出身者221名に東京で過ごしてみて気がついた「地元の良さ」調査がおもしろい

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2025年08月11日 20:20  Pouch[ポーチ]

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かつて福島県に住んでいた元・地方民の私にとって、東京は憧れの街でした。

おそらく、上京したいと願う地方民の大半が同じ思いを抱いているんじゃないかと。でもね、実際に東京にきてみると「地元には地元の良さがあったんだ」と気づかされたりするんですよ。

ある調査によると、地方出身者のおよそ6割が「地元に戻りたい」と回答していました。みんなの本音を深掘りしてみると……?

【上京して気づいた「地元の良さ」は?】

空き家買取隊がおこなった東京で仕事または居住している地方出身者221名を対象にした調査によると、上京して気づいた地元の良さ1位は「人が少ない」。

東京はとにかく人が多く、どこへ行っても人・人・人であふれかえっているイメージだけど、田舎に帰ると人口密度が低くてホッとする……。これって「地方民あるある」なのかもしれませんね!

<寄せられた声>

「人が少なくて、渋滞がない」(20代 女性 千葉県)
「人が少ない。待つこともあまりなく、買い物もスムーズに行える。人混みが苦手な自分としては、良いところです」(30代 女性 広島県)
「東京は道路が狭いし人が多すぎるので疲れるが、地元は道路が広く、夜になると人が誰もいなくなる」(40代 男性 北海道)

続く2位には「物価が安い」がランクイン。3位以下には「自然が豊か」「空気がきれい」「食べ物がおいしい」「電車が空いている」「のんびりしている」が入りました。

近ごろでは地方でも物価高が目立つけど、それでも東京よりはまだまだ安い。また1度上京しているからこそ、自然やのんびりした雰囲気に「良さ」を感じるのかも。

【地元とのギャップは「近所づきあいが盛ん」】

ところで、地方から上京すると “地元とのギャップ” に戸惑うこともあると思うんです。

今回の調査において、上京して気づいた「地元の当たり前とのギャップ」を尋ねてみたところ、最も多かったのは「近所づきあいが盛ん」という意見でした。

1位 近所づきあいが盛ん(24.9%)
2位 車移動が普通(11.3%)
3位 夜はお店が閉まる(9.0%)
4位 駐車場は基本的に無料(5.9%)
同率5位 電車の本数が少ない(5.0%)
同率5位 食材をもらえる(5.0%)

これは地方民なら共感してもらえると思うのですが……東京って近所の人とあいさつする機会がない(あるいは極端に少ない)ですよね。それを裏づけるように、今回の調査でもこんな意見が寄せられています。

「地元では学校帰りには近所の人に『ただいま』と挨拶することもあったが、東京に来たらあまり話すことがない。引っ越し挨拶もしない。『あまり他人に興味ないんだな』と感じた(20代 女性 静岡県)
「近所の人との挨拶です。近所の人というか地域全体が家族のような感じで、顔を合わせると挨拶するのが当たり前でした。東京に来てからは、隣の部屋の人とも、引っ越しのときに挨拶しただけです」(40代 男性 和歌山県)

この点に関しては、都会の場合は危険も伴うため難しいところですが、周囲とのつながりが濃いところは “地方ならではの良さ” でもあります。

ちなみに、今回の調査で「地元に戻りたいと思うことがある」と回答した人は63.8%にのぼりました。さて、あなたはこの結果をどう思う?

参照元:空き家買取隊、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ

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