スズキが新型コンパクトSUV『ビクトリス』を発表。インドほか100カ国以上で販売へ

　スズキのインド子会社であるマルチ・スズキ・インディア社は9月3日、新型SUV『VICTORIS（ビクトリス）』をインドで発表した。


■ふたつのハイブリッドとCNGをラインアップ

　日本でも2025年度中の発売が予定される『eビターラ』と同系統のフロントフェイスが与えられたスズキ・ビクトリスは、全長4360mm、全幅1795mm、全高1655mmというサイズのコンパクトSUVだ。

　エクステリアは存在感のあるLEDヘッドランプおよび、LEDリヤコンビネーションランプを採用した先進的なデザインに。一方のインテリアは、日常での快適性を兼ね備えたモダンなスタイリングが特長だ。また、64色から選択可能なLED室内イルミネーションのほか電動パワーシート、Apple CarPlay／Android Auto対応の10.1インチ純正インフォテインメントシステム、Dolby Atmos 5.1chサラウンドシステムに対応したInfinity製8スピーカー・プレミアムサウンドシステムなどが奢られる。

　さらに、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、全方位モニター用カメラ、タイヤ空気圧モニターなどの安全装備も充実している。

　パワートレインは1.5リッター・マイルドハイブリッドと同ストロングハイブリッドに加え、1.5リッターCNG（圧縮天然ガス）の3種類が設定された。組み合わされるトランスミッションは、ストロングハイブリッドがCVT（無段変速機）、CNGは5速マニュアル、マイルドハイブリッドについては5速マニュアルと4WD車も設定される6速オートマチックの2タイプから選択可能だ。

　マルチ・スズキ・インディア社のカルコダ工場で生産される『ビクトリス』は、インド国内向けだけではなく、100以上の国と地域へ輸出される予定だ。

[オートスポーツweb 2025年09月04日]