関西ラグビーフットボール協会は8日、東大阪市花園ラグビー場で「2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」の記者会見を行った。
昨季2位となり関西での連覇が3でストップした京産大は、覇権奪還を目指して14日に開幕するリーグに臨む。会見に出席した主将のフランカー伊藤森心(もりし、4年=松山聖陵)は「今はチャンピオンチームでもないので、チャレンジャー精神を持って、ひた向きに謙虚に泥くさく、京産らしくラグビーを続けて、関西リーグ優勝を目指して頑張っていきたい」と抱負を語った。
昨季までチームをけん引したFB辻野隼大(22=コベルコ神戸スティーラーズ)、フランカーのソロモネ・フナキ(23=同)、SH土永旭(22=横浜キヤノンイーグルス)ら実力者は抜けた。それでも、プロップ八田優太(3年=城東)、ロック石橋チューカ(3年=報徳学園)、SH高木城治(3年=東福岡)、SH村田大和(3年=報徳学園)の4人がU23日本代表に選出され、圧倒的な存在感を示し続けてきたNO8シオネ・ポルテレ(4年=目黒学院)も健在。U20代表の神拓実(2年=東福岡)も楽しみな存在で、戦力はそろっている。
今季はチーム立ち上げから「リーダー10人制」を採用してチームを統率。その中で今秋から主将に就任した伊藤は「みんなオープンで話し合いができて、お互いに言い合ってフラストレーションを解消することもできている」とまとまりを強調する。良い状態で迎える関西リーグに向けて「去年は関学大と天理大に負けて、春(関西春季トーナメント)には立命大に(決勝で)負けたチャレンジャー。でも強みを出せば必ずスコアはついてくると思うので、1つ1つ大事にしていきたい」と力を込めた。
京産大は14日の開幕戦(花園第1)で昨季7位の摂南大と対戦する。
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