
【写真】『べらぼう』ラストキービジュアル 時代は変わり、“蔦重”横浜流星は書をもって世にあらがう!
本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった蔦屋重三郎の生涯を、笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。脚本は森下佳子。
井上芳雄が演じるのは、重田貞一。弥次さん喜多さんの珍道中『東海道中膝栗毛』生みの親・十返舎一九となる人物だ。駿河国の生まれで、ある日、日本橋の蔦重(横浜)のもとを訪ねてくる。蔦重が出す黄表紙が好きで、自らも耕書堂で、本を書きたいと申し出るが…。史実では、蔦重亡き後に執筆した『東海道中膝栗毛』が全国的に多くの読者を獲得して滑稽本という新たなジャンルを確立した。
井上は「二回目の大河ドラマで、十返舎一九を演じさせて頂きます。とても光栄です。一九は名前や作品こそ有名ですが、どんな人物だったかというのはあまり知られていないので、私自身とても興味があります。また、彼は日本初の職業作家だったという話もあるそうで、その才気とエネルギーをしっかりお伝えしたいです」と意気込む。
そして「この『べらぼう』には、普段一緒にミュージカルをやっている仲間もたくさん出演していて、NHKさんにはもう感謝しかありません。慣れない和物の世界ではありますが、自分自身も楽しんで演じられますように」と語った。
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くっきー!は「光栄中の鬼光栄で御座います。由緒ど真ん中っしゃん。出れるだけで誉にもかかわらず若かりし頃の葛飾北斎とな。春朗を完全に憑依させ心身ともにブリバリ状態で取っ掛らせていただきます。うれしいと言うよ…うれしい」とコメントしている。
津田健次郎が演じるのは、江戸の大ベストセラー『南総里見八犬伝』を生み出す異才の戯作者・曲亭馬琴となる滝沢瑣吉(さきち)。北尾政演/山東京伝(古川雄大)の紹介で、しばらくの間、蔦重の耕書堂に手代として世話になることに。そこで働く傍ら、戯作者として黄表紙の執筆を始める。蔦重は新たな才能を競わせようと、勝川春朗(くっきー!)とのコンビを組ませるが…。史実では、二十八年もの歳月を費やして伝奇小説『南総里見八犬伝』を完成させ、その愛読者は近代にまで及ぶ。
津田は「大河ドラマに初めて出演させて頂く事になり、とても光栄です。瑣吉という個性の強い役を演じさせて頂く事に、江戸の偉人達と交わって物語を紡いでいく事にワクワクしております。先ずは瑣吉を、掘り下げ、広げ、魅力的な人物に立ち上げられるように頭と体を回転させていこうと思います。王道を大切にしながら、脇にも逸れ、行ったり来たり七転八倒しながら『べらぼう』の世界を楽しみたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します」と期待を寄せている。
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、NHK総合にて毎週日曜20時ほか放送。
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