日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』より (C)TBS 俳優・妻夫木聡が主演を務める、TBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(10月12日スタート 毎週日曜 後9:00)。熱き人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語を彩る新たなキャストとして、木場勝己、尾美としのり、関水渚、長内映里香、秋山寛貴(ハナコ)、三浦綺羅の出演が解禁となった。
【写真多数】豪華キャストを一挙紹介! 山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真氏の同名小説(新潮文庫刊)を実写ドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。映像化にあたってJRAが全面協力し、実際の競馬場で撮影される迫力満点の映像となる。
大手税理士法人に勤める税理士の主人公・栗須栄治を妻夫木聡が演じるほか、佐藤浩市、目黒蓮、松本若菜、沢村一樹、黒木瞳、小泉孝太郎、安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠といった、豪華キャストの出演が決定している。
松本若菜演じる加奈子の父で、ノザキファームの生産牧場主の野崎剛史(のざき・たけし)を演じるのは木場勝己。木場は今年2月、第32回読売演劇大賞で最優秀男優賞を受賞したことも記憶に新しく、その円熟した演技でこれまで数々の舞台やドラマ、映画で活躍してきた。今作で演じるのは、不器用だが誰よりも日高から強い馬を出すことに執念を燃やす男。そんな剛史を木場がどのように演じるのか、期待が高まる。
北海道日高の林田生産・育成牧場の牧場長である林田純次(はやしだ・じゅんじ)を演じるのは尾美としのり。1978年に映画「火の鳥」でデビューして以降、現在に至るまで出演作が途切れることがなく、その演技の存在感から名バイプレイヤーとして呼び声高い尾美。今作で演じる林田は競走馬の生産育成をしており、馬主である耕造と深く関わることになる。
佐藤浩市演じる耕造の娘・山王百合子(さんのう・ゆりこ)役は関水渚。黒木瞳演じる母の京子と小泉孝太郎演じる兄・優太郎は競馬を毛嫌いしているのに対し、百合子は競馬を好きでも嫌いでもなく、家族の中では中立の立場で俯瞰していることが多い。家族の絆も描かれる本作で、百合子はどのように家族と向き合っていくのか。
広中厩舎で調教助手として働く安川すみれ(やすかわ・すみれ)を演じるのは、長内映里香。長内は蜷川幸雄主宰の「さいたまネクスト・シアター」の2期生として5年間活動していた。その演技力の高さで現在も舞台・ドラマ・映画など幅広く活躍している。今作で演じる安川は、安藤政信演じる調教師・広中のことを尊敬しており、日々馬に精一杯の愛情を注いでいる。
安川と同じく広中厩舎に所属している遠山大地(とおやま・だいち)を秋山寛貴(ハナコ)が演じる。ハナコは2018年、わずか結成4年目で『キングオブコント2018』優勝。コントの面白さはもちろんのこと、演技力の高さにも定評のある秋山だが、地上波のGP帯ドラマへの出演は本作が初となる。日曜劇場でどのような演技を見せるのか。
加奈子の一人息子・野崎翔平(のざき・しょうへい)の少年期を演じるのは、三浦綺羅。三浦は8歳のときに金曜ドラマ『#家族募集します』(2021年)でドラマデビュー。デビュー作でありながら物語の中心人物となる重要な役どころを演じ一気に注目を集めた。今作で演じる翔平は内気な性格で、ノザキファームでは率先して馬の世話をしている。翔平が20年間でどのような成長を遂げるのかも見どころのひとつである。