【ヤクルト】高津監督、制球難の奥川恭伸は「何かが狂っている」CS完全消滅「残念と言うしか」

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2025年09月17日 23:00  日刊スポーツ

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ヤクルト対巨人 試合後、厳しい表情で引き揚げるヤクルト高津監督(撮影・江口和貴)

<ヤクルト2−4巨人>◇17日◇神宮



最下位のヤクルトが129試合目にしてCS出場の可能性が完全消滅した。


引き分け以下でCS出場が絶たれる一戦で巨人に競り負けた。3年連続のBクラスが確定した。


高津臣吾監督(56)は「う〜ん。何と言ったらいいんだろうな…。ちょっと今はCSに関してはちょっとコメントはなかなかないです。残念ですと言うしかない」と唇をかんだ。


試合は先手こそ取った。初回1死満塁からホセ・オスナ内野手(32)の左前2点適時打で先制した。ただ、そのまま試合の主導権を握ることができなかった。


先発奥川恭伸投手(24)がリードを守り切れなかった。2回に2死一塁から同点の2ランを浴び、先制点の援護をすぐに吐き出した。3回は1死一、三塁から右犠飛で勝ち越された。5回は1死一、二塁で岡本に与えた頭部付近への死球が危険球と判定され、退場処分となった。奥川は5回途中6安打4四死球の4失点で8敗目。初回の先制点を生かせず、逆転負けを喫した。


奥川について、高津監督は「まずコントロールが悪い。指にかかったボールが少ない。やっぱり抜けたり、引っかかったりする球が多いので、技術的なところは置いといて、感覚的なところが、ちょっとボケてるのかなっていう感じに見えました。これほどヤス(奥川)が制球に苦しむというのは、やっぱり何かが狂っているのは間違いないと思う」と改善を求めた。


2年連続5位からの巻き返しを目指し、今季は「捲土重来2025」をスローガンに掲げた。だが開幕前に塩見と村上、4月下旬には長岡も離脱するなど故障者が続出。4月26日以降は最下位に沈んだまま低空飛行を続けた。8月31日の広島戦(神宮)に敗れ、優勝の可能性が消滅。残り14試合を残し、CS出場の可能性も途絶えた。

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