<ヤクルト2−4巨人>◇17日◇神宮
ロマン砲の特大アーチで劣勢を跳ね返した。巨人リチャード内野手(26)が、11号同点2ランを放った。2点を追う2回2死一塁。ヤクルト奥川の内角直球を捉え「左翼ポールギリギリ。残ってくれ」。神宮の夜空に高々と上がった打球の行方を見届けると、左手人さし指を天に突き上げた。逆転勝利につなげる1発を「気持ちです!」と振り返った。
14日DeNA戦(横浜)では自身初のシーズン2桁本塁打となる10号をマークした。育成出身では21年の甲斐の12本が最多。当時ソフトバンクで同僚だったリチャードは「いつかは抜きたいと思っていた。でもまだ通過点。あまり気にすることなくプレーしたい」とさらなる高みを目指す。
チームは15日に2位を争うDeNAとの直接対決で連敗し、8月2日以来の3位に転落した。その直後の大事な一戦。価値ある1発に阿部監督は「前に飛べばなんとかなるんだけど、その後の打席がからっきしだったからね。そういうところは勉強ですよね」と評価と課題を挙げた。2位DeNAとは1ゲーム差。残り10試合。まだまだ、こんなもんじゃない。【山本佳央】
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