俳優浜中文一(37)が主演を務める舞台「大阪は踊る!」(12日まで、同所)が4日、大阪市の大阪松竹座で初日を迎えた。
高遠響氏原作のエンタメファンタジー小説を初舞台化。「ある日突然、道頓堀に石油が湧いた!」と、大阪市長による大阪再生プロジェクト「道頓堀油田開発計画」が始動。市役所の雑用処理係“どないしょう課”に勤務する前田拓郎(浜中)が担当者となり、右往左往するストーリー。共演には有沙瞳、松本梨香、海原はるか、前田耕陽、曽我廼家寛太郎らが名前を連ねる。
浜中がはるかの髪を吹くなどの小ネタも飛び出し、観客はくすっと笑いながら物語に引き込まれた。あり得ない設定ながら、舞台上で何度も「大阪松竹座」の名前が出てくるご当地ならではの演出も話題となり、盛り上がった。
クライマックスは、拓郎の決意のせりふ「僕は、僕たちを育ててもらった道頓堀を、この場所を僕は愛し続けます!」で幕を閉じ、会場からは大きな拍手が湧き起こった。
浜中はカーテンコールで「『大阪は踊る!』、おかげさまで無事初日を迎えることができました。千秋楽の12日まで、大阪を盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつし、初日ならではの熱気と笑顔に満ちた公演となった。
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