直木賞作家の今村翔吾氏(41)が立ち上げた「日本ドラフト文学賞」最終選考会が5日、作家の岩井圭也氏(38)をゲストに迎え佐賀新聞社会議室で行われた。
日本で初めて選考委員を置かず、複数の出版社によるドラフト制度によりプロ作家の輩出を目指すユニークな文学賞で、作家北方謙三氏(77)が名誉顧問を務める。820点の応募作品の中から「小学館」、「アミューズクリエイティブスタジオ」、「朝日新聞出版」が手を挙げ6名の指名が決定した。
今村氏は「既存の文学賞には無いエキサイティングさもあったし、緊張感もありました。結果として、多くの受賞者がデビューに向けてのマッチングができたのは、既存の文学賞にはないところで、手応えを感じています。彼らが世に出て行くことが、この賞がより認知されることになると思うので、彼らのサポートを今後も続けてまいります。作品ももちろんなのですが、彼らのモチベーションであったりやる気であったり、姿勢であったりというところを総合的に鑑みて選べたということは出版界で作家としてやって行けるかにとって、重要なファクターの1つでもあるので、そこを見極められたことがすごく良かったです」と話した。
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