トップバッターは、IS:SUEが務めた。フェスの幕開けを飾った1曲目は、強烈に鼓膜を刺激するビートが特徴の楽曲「Breaking Thru the Line」。登場から深くかぶったフードを1人ずつ外し、新しいビジュアルを公開すると、会場からは歓声が上がり、勢いそのままパワフルなラップと堂々としたパフォーマンスで観客を引き込んだ。
1曲目はデビュー曲の「Click」。キレのあるダンスと存在感で観客を圧倒した。続く「Hi-five」「Summer Magic」では、残暑を吹き飛ばすような清涼感あふれるステージで会場を包み込んだ。また、ロックアレンジバージョンの「&ME(ME:I Ver.)」「想像以上(ME:I Ver.)」とオーディション時代から愛される楽曲に、会場からはうれしい悲鳴が飛び交った。中毒性のあるメロディーとシンクロしたパフォーマンスが話題を呼んでいる「Royal Energy」では、しなやかで力強いダンスで魅了。9月にリリースした1stアルバムのタイトル曲「THIS IS ME:I」を華麗に披露し、終盤の「MUSE」「Cookie Party」では、イントロから大きなコールが起こり、サビでは観客の歌声が重なって大合唱に。メンバーとファンがひとつになる感動的なステージとなった。
会場の熱気が上がり続ける中、INIが登場。「WMDA(Where My Drums At)」のイントロが流れた瞬間、割れんばかりの歓声に包まれ、会場には「INI!INI!」とコールが響きわたった。11人による一糸乱れぬダンスパフォーマンスと重厚なサウンドに、観客はくぎ付けになっていた。
MCでは田島将吾が「Lemino MUSIC FES、盛り上がっていきましょう!」と呼びかけ、さらに会場を熱くした。10月31日公開のINI初ドキュメンタリー映画の主題歌「君がいたから」も披露。6日午後6時にMVが公開されることをサプライズで発表し、メンバー自ら作詞したファンへの温かいメッセージに、会場中が静かに聴き入り、感動的な空気に包まれた。さらに、昨年のツアーで披露したユニット曲「BREATH」「Howlin’」も披露。それぞれ異なる世界観で、メンバーの個性と表現力を際立たせた。最後の「BOMBARDA」では、激しいラップとダンス、どこまでも届いていきそうなのびやかなボーカルに会場の熱気は爆発。デビューから約4年、グループとしての成熟と進化を見せつけた。
フェスのトリを飾るJO1の登場に、会場はこの日最高潮のボルテージに。オープニングから圧倒的な存在感を放ち、観客の視線を一瞬で惹きつけた。1曲目は、10月22日にリリースする10枚目シングルのタイトル曲「Handz In My Pocket」をライブ初披露。JAM(ファンネーム)のかけ声とクセになるサビのリズムで観客のテンションをいっきに高めていった。
MCではメンバーと観客によるコール&レスポンスで、会場がひとつに。さらに、10月24日に公開される豆原一成が主演を務める映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』の主題歌「ひらく」を楽曲の情感たっぷりに歌い上げ、会場には温かな拍手が広がった。終盤で披露された「Eyes On Me(feat.R3HAB)」では、ダンスブレイクに続き、メンバー全員による一糸乱れぬダンスパフォーマンスで観客を圧倒。ラストは河野純喜が「Born To Be Wild」の歌い出しを力強く響かせ、パフォーマンスがスタート。激しいダンスとエネルギッシュなパフォーマンスで、圧倒的な実力を見せつけた。
與那城奨は「Lemino MUSIC FES!最後までありがとうございました!」と締めくくり、ラストを飾るにふさわしい圧巻のライブの幕を閉じた。