浜辺美波×目黒蓮『ほどなく、お別れです』、古川琴音&北村匠海が夫婦役で出演決定!

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2025年10月07日 07:10  クランクイン!

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映画『ほどなく、お別れです』に出演する(左から)古川琴音、北村匠海 (C)2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 (C)長月天音/小学館
 浜辺美波とSnow Man・目黒蓮がダブル主演する映画『ほどなく、お別れです』より、古川琴音、北村匠海の出演が発表され、コメントが到着した。

【写真】古川琴音と北村匠海が夫婦役で出演!

 「小学館文庫小説賞」の大賞受賞作で、現在累計40万部を突破している長月天音の「ほどなく、お別れです」シリーズ(小学館文庫刊)を実写映画化。就職活動に全敗し途方に暮れる中、とあるきっかけで葬儀会社にインターンとして就職した清水美空(浜辺美波)と、そんな彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナー・漆原礼二(目黒蓮)がタッグを組み、“最高の葬儀”を目指す物語だ。

 今回解禁となるのは、出産を目前に控え、我が子の誕生を夫婦で待ちわびていた矢先、歩道橋からの転落事故で、ある日突然、妻とお腹の子を亡くしてしまう柳沢家キャスト。

 明るく朗らかな妻・柳沢玲子を演じるのは、『今夜、世界からこの恋が消えても』(22)以来の三木孝浩監督作品への出演となる古川琴音。「またご一緒できることを楽しみにしておりましたが、蓋をあけてみると、起承転結の“起”にあたる本作の導入部分の大切なお話を任せてもらえたので、これは一筋縄ではいかないぞと気合を入れて挑ませていただきました」とオファーがあった時の心境を明かしている。

 夫・亮太(北村匠海)を残し若くして亡くなるという難しい役どころに関しては、「若くして亡くなった玲子は、端から見ると『もったいない』『かわいそう』『残念』という気持ちになることが多いと思うけど、私は、玲子は最愛の旦那さんに出会い、子どもを授かることもできて、未来に希望を抱いていた幸せな人だったと思っています。だからこそ、『私は幸せだよ、だから安心して自分たちの人生を歩んでね』というメッセージが伝わるといいなと思いながら演じました」と大切な人を残していく側の気持ちに寄り添い、残される遺族への希望を込めながら演じたと語っている。

 また、夫役の北村とは初の夫婦役ながらも4度目の共演となる本作では、遺族と故人という役柄から会話を交わすシーンは少ないものの、「亮太のことを話すときは自然と北村さんの顔を想像しながら演じることができました」と、これまでの共演経験から、相手を想いながら演じられたとコメント。

 ほかにも、目黒とは『海のはじまり』(2024年/フジテレビ)で以前に共演があったことからも「濃い役柄でご一緒してきたこともあり、信頼関係はできていたので、楽しくのびのびと演じることができました」と複雑なシーンに向き合いながらも、心地よい現場だったと印象を語っている。

 そして、北村匠海が、本作では妻と子どもを一度に失い、たった一人取り残され、現実を受け止められないまま葬儀を迎える夫・柳沢亮太を演じる。

 これまでにも『君の膵臓をたべたい』(17)、『君は月夜に光り輝く』(19)で春名プロデューサーと、『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)で三木監督と作品を共にしてきた北村は、今回のオファーに関して「正直、最初は自信がありませんでしたが、三木監督と春名プロデューサーから『北村匠海にしかできない』と言っていただき、20代前半に自分の血となり肉となったものをお二人が求めていると感じたので、やらせていただこうと思いました」と出演を決めた想いを吐露。

 これまでの2人の作品でも大事な人を失う役が多かったという北村は、「カメラの前で自分の大切な人を想い、感情的になるという経験を久しぶりに味わいましたし、現場の空気感もどこか懐かしく感じられました」と、これまでに自分が演じてきた作品を思い起こしながら演じたことを語っている。

 また、本作で初共演となる目黒については「声が魅力的で、『ほどなく、お別れです』という言葉を聞いたときは、心に残る、感じるものがあり、この作品を作り上げるうえで欠かせない存在だなと思いました」と葬儀の区切りとなる漆原のセリフについて絶賛のコメントを寄せた。

 喪主をするのが困難なほど憔悴しきった亮太に向き合う美空と漆原。2人は柳沢家の夫婦の思いをどのように繋ぎ、葬儀を執り行うのか? 幾度も共演を重ねてきた古川と北村が紡ぐ、本作の入口となる夫婦愛の物語に期待が高まる。

 映画『ほどなく、お別れです』は、2026年2月6日全国公開。

 古川琴音、北村匠海のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■古川琴音

三木監督とは、『今夜、世界からこの恋が消えても』以来でしたので、またご一緒できることを楽しみにしておりましたが、蓋をあけてみると、起承転結の“起”にあたる本作の導入部分の大切なお話を任せてもらえたので、これは一筋縄ではいかないぞと気合を入れて挑ませていただきました。

脚本を読んだ時は、まだ遠い未来だと思っているけれど、自分が明日死んでも、大切な家族が急になくなってもおかしくない…。あまり考えたくないけれど、そのことについて優しい気持ちで向き合わせてくれるような物語だなと思いました。

お腹に赤ちゃんがいて、まだまだ若くて、たくさんの未来があった中で亡くなった玲子は、端から見ると「もったいない」「かわいそう」「残念」という気持ちになることが多いと思うけど、玲子はそうではなかったのではないかと思っています。最愛の旦那さんに出会い、子どもを授かることもできて、未来に希望を抱いていた幸せな人だったと思います。だからこそ、「私は幸せだよ、だから安心して自分たちの人生を歩んでね」というメッセージが伝わるといいなと思いながら演じました。

目黒さん、北村さんとは、これまで濃い役柄でご一緒してきたこともあり、信頼関係はできていたので、楽しくのびのびと演じることができました。北村さんは一つ一つの役に愛情を持っている方なので、芝居のやりとりがなくても、お葬式のシーンを陰で見た時は胸がいっぱいになって、亮太のことを話すときは自然と北村さんの顔を想像しながら演じることができました。

遠い未来のようで、実はすごく近いテーマの話。その向き合い方を教えてくれるような、本当にあたたかくて優しい物語になっていると思います。ぜひ大切な方と一緒に観ていただけたら嬉しいです。

■北村匠海

最初にお話を伺った時は、「すごく無理難題を投げかけられたな」と感じましたし、メッセージ性の強い作品なので、引き受けるからには100%で向き合わなければと思いました。ただ、別作品の撮影中だったので、正直なところ最初は自信がありませんでした。三木監督と春名プロデューサーから「北村匠海にしかできない」と言っていただき、『君の膵臓をたべたい』や『君は月夜に光り輝く』、『思い、思われ、ふり、ふられ』など、20代前半に自分の血となり肉となったものを、お二人が求めていると感じたので、やらせていただこうと思いました。思い返せば、今までもこのチームの作品では大切な人を失う役が続いていて、今回も妻とお腹の中の子どもを亡くす役どころ。カメラの前で自分の大切な人を想い、感情的になるという経験を久しぶりに味わいましたし、現場の空気感もどこか懐かしく感じられました。

目黒さんとは初共演でしたが、実直な方だなと思いました。現場から離れずに取り組む姿からは、座長としての信頼感が伝わり、皆さんが目黒さんを信頼していることがよくわかりました。また、目黒さんの声が魅力的で、「ほどなく、お別れです」という言葉を聞いたときは心に残るものがあり、この作品を作り上げるうえで欠かせない存在だなと思いました。

映画は、観る人自身がどのような人生を歩んできたかによって感じ方が変わると思っていて、それはおもしろい部分でもありますし、ある意味、残酷なことかもしれません。この作品は観てくださる方の感受性みたいなものが顕著に現れると思っています。泣ける方もいるだろうし、笑みがこぼれてしまう方もいるかもしれません。皆さんが持っている優しさをより大事にできる映画ではないかと思います。
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