


私は義母に思いをぶつけます。「分かりますか? 16年間騙されつづけて、さらに未来に向けての不安を突然背負わされた私の気持ち……」でも今考えないといけないのは、この先どうするか。子どもたちにも大きく影響することです。


「ヒロキが立ち上がる日を待ち望んでいる……そんな私たちの気持ちが分からないの?」義母の声は震えていました。「今までだって迷惑かけていないんだから、これからも迷惑かけないってこと以上、伝えることはありません!」

夫じゃ埒が明かなかったので義母に連絡してみると、まさかの逆ギレ! まるで自分は被害者で、問い詰めてくる私の方が悪者であるかのような口ぶりです。
義母いわく、自分たちが今までいかに義兄の引きこもりで苦しんでいたかを、私は全然分かっていないと……。「最悪な嫁」「本当に残酷な人ね!」「私のことを責めて楽しい?」義母はそんなふうに感情的に叫ぶと、電話を切ってしまいました。
義母に電話したところで結局何も前に進まず、私には疲れが残っただけ。いっそうモヤモヤさせられて終わったのでした。
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