
■MLB 地区シリーズ ブルワーズーカブス(日本時間7日、アメリカンファミリー・フィールド)
カブス・今永昇太(32)が地区シリーズ第2戦、敵地でのブルワーズ戦に先発、2回2/3、46球を投げて、被安打5、奪三振3、四死球0、失点4(自責点4)。1回に同点スリーラン、3回に勝ち越しソロと2本の本塁打を浴びて降板となった。
プレーオフ初先発となった今永、前日に「やってきた準備を丁寧にやってそれを後は試合で実行するだけ」と話し、敵地での登板には「雰囲気に飲まれてしまうこともあると思いますが、しっかり冷静になって、この時はこうしなきゃいけないと考えながらやっていきたい」とコメントしていた。
今永がマウンドに向かう前の1回表、1死一、二塁で4番・鈴木誠也(31)、カウント1−1からブルワーズ先発はA.アシュビー(27)の高めのストレートに力負けせず振りぬくと、レフトスタンドへプレーオフ2本目となる2号スリーランホームラン。飛距離134.1mの豪快弾で先発・今永に3点の援護点をプレゼントした。
3点をもらって完全アウェーの中、マウンドにたった今永、先頭のJ.チューリオ(21)、2番・B.テュラング(25)とストレートで2者連続三振と最高の立ち上がりを見せた。しかし、その後、連打で2死一、二塁で迎えるは5番・A.ボーン(27)、フルカウントから内角低めのスイーパーをすくいあげられてレフトスタンドへ、今永はレギュラーシーズンから11試合連続被弾となるスリーランで3対3の同点に追いつかれた。
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ブルワーズは3回にスーパールーキー・J.ミジオロウスキー(23)が初登板、1死走者なしで鈴木の第2打席、103マイル(166キロ)のストレートを投げ込んできたが、ストライクが入らずに四球、続く5番・I.ハップ(31)は95マイル(153キロ)のスライダーで空振り三振、6番・C.ケリー(31)も94マイル(151キロ)のスライダーでピッチャーゴロ、ミジオロウスキーは自ら1塁ベースを踏み、渾身のガッツポーズでプレーオフデビューを飾った。
2回を3者凡退に抑えた今永、3回も簡単に2死を奪ったが、3番・W.コントレラス(27)にカウント1ー1からストレートが甘く入り、レフトスタンドへ完璧な勝ち越しホームラン。今永はレギュラーシーズンも含めコントレラスには3本目のアーチとなった。
カブスベンチもここで今永を降板、2回2/3、46球を投げて、被安打5、奪三振3、四死球0、失点4(自責点4)と試合を作れなかった。