今朝7日はこの秋初めて札幌で10度未満! 道内では氷点下も 今後の気温傾向は?

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2025年10月07日 15:59  日本気象協会

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日本気象協会

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今朝7日の北海道は、上空の寒気や放射冷却などの影響で冷え込んだ朝となりました。昨夜から今朝にかけては、道内では今季初めて氷点下を観測し、札幌や旭川など今シーズン1番の最低気温となった所も多くなりました。明日8日は、北海道付近を寒冷前線が通過することでさらに強い寒気が流れ込み、明後日9日以降は最低、最高気温ともに平年並みか低く経過する見込みです。体を冷やさないよう、服装選びなどに注意して下さい。

今朝7日の道内は今シーズン1番の最低気温を多く観測! 冷え込んだ朝に

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今朝7日の道内は、上空に寒気が流れ込み、朝からすっきりと晴れた所が多くなりました。このため放射冷却の影響もあり、午前9時までの最低気温は全般に昨日より3度ほど低く、平年と比べても3度前後低くなりました。
最も低い気温となったのは稚内市沼川でマイナス2.0℃と、道内では昨夜から今朝にかけて今季初めて氷点下を観測し、道北を中心に17地点で最低気温が0℃未満の冬日となりました。なお、シーズン初めて冬日となるのは例年では9月28日頃です。
また、今季初めて旭川では2.6℃と5度未満となり、札幌でも7.9℃と10度未満となりました。道内のアメダス9割以上の160地点で最低気温が10度を下回る、冷え込んだ朝となりました。

そして、利尻山では「初冠雪」を観測しました。平年より4日遅く、昨年よりも15日遅い観測です。富士山よりも早く、昨年同様に全国でシーズン初めての初冠雪となりました。

明後日9日以降はさらに秋が深まる 最低、最高ともに平年並みか低めの気温に

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明日8日は、北海道付近を寒冷前線が通過する見込みです。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、朝の気温は今朝より6度前後高くなり、冷え込みは緩むでしょう。しかし前線の通過後は今季1番の強い寒気が流れ込み、明後日9日以降は最低、最高気温ともに平年並みか低くなる日が多くなりそうです。
最高気温でも全般に16度前後で経過し、最低気温は内陸を中心に10℃未満の日が増えていきます。旭川や帯広、北見など道北や道東方面の内陸では5℃を下回る日も多く、特に10日金曜日から11日土曜日にかけて冷え込みが厳しくなる見込みです。

残暑が厳しくなった北海道も、ここ数日で一気に秋の空気に包まれ、この先はさらに季節の歩みを進めていきそうです。体を冷やさないよう体調には気を付けながら、食や紅葉など、深まっていく秋を楽しんでいきましょう。

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