
上司という立場は「仕事ができる」だけでなく、指導力も求められる。しかし、なかには部下を困惑させるだけの上司もいるようだ。
製造現場で働く30代の男性は、頼りにならない上司にこんな疑問を呈している。
「マネジメントスキルが無いのに、なぜ管理職になっているのか理解に苦しんだ」
一体何があったのか。(文:林加奈)
「適当過ぎてダメだと感じた」
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男性は「やったことの無い業務を指示されわからず困り果てていた」ときに、上司にアドバイスを求めた。しかし
「『1人でやらないと力が付かない』と言われアドバイスを貰えず、作業を終えるのに無駄に3日以上かかってしまった」
仕事でわからないことを聞くことと、仕事上のスキルを身につけるのは別の話だろう。上司にも何か考えがあったのか、単に面倒で突き放したのかは定かではないが、男性は
「適当過ぎてダメだと感じた」
と心境をつづる。そして冒頭の通り、上司のマネジメントスキルに疑問を呈していた。
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上司としては「時間をかけても一人で覚えるほうがいい」という考えだったとしても、部下にはまったく伝わらない結果となったようだ。
一方、滋賀県の50代女性も、上司を「自分本位の人」ときっぱり否定する。例えば、毎月の定例会議では上司のせいで「部下は時間の無駄を過ごす会議になる」という。
「議題について意見が出ても、最後にその上司が、進行役、まとめ役でもないのに発言し、自分の意見を通す。結局、職員の意見は反映されない。月1会議が、活発な会議にならず状態」
結局、会議はその上司の「自己満足」で終わるそうだ。しかも
「デリカシーはない。仕事が出来るふりをして部下に押し付ける」
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「マウントを取りたいだけのお粗末な人。職場の士気を上げるどころか、うんざりする人」
などと相当に毛嫌いしている様子がうかがえた。上司のやり方一つで職場の雰囲気が悪くなる典型例かもしれない。
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