“コミック原作者”キアヌ・リーブスが共著のダーク・ファンタジー「再誕の書」日本語訳版11月中旬発売へ

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2025年10月08日 18:31  cinemacafe.net

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左:チャイナ・ミエヴェル 右:キアヌ・リーブス
『ジョン・ウィック』シリーズでお馴染みの俳優キアヌ・リーブスと鬼才チャイナ・ミエヴェルとの共著で、伝説的コミック「BRZRKR」の世界を描いた小説「再誕の書」(安野玲/内田昌之訳)が11月中旬予定で発売されることが決定した。

殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関〈ユニット〉だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。

古代の力と現代の戦争、そして不死の超越者を描く壮大な物語にして、暗黒幻想奇譚となる本書。

2024年1月、キアヌ・リーブスがチャイナ・ミエヴェルと共著で、自身初となる小説を発表することが報道され、世界中で話題となった。本書は、かつてキアヌ・リーブス自身が原作者として手掛けたコミックシリーズ「BRZRKR」(日本では早川書房より電子版が順次配信中)の世界観で描かれる。

共著者のチャイナ・ミエヴェルは「都市と都市」などで世界幻想文学賞やヒューゴー賞、アーサー・C・クラーク賞など数々の賞を受賞しているイギリスのSF・ファンタジー作家。独創的で想像力溢れる作品群によって鬼才、異端の作家とも称されている。

本書にチャイナ・ミエヴェルが参加することも、そして自身約12年ぶりとなる長編小説の発表についても注目のニュースとなっていた。



本作について、キアヌ・リーブスは「私の大好きな作家の一人、チャイナ・ミエヴェルと共同で小説『再誕の書』を執筆できることをとても嬉しく思う。この小説は、私が創作し、作家のマット・キントと作画のロン・ガーニーと共同執筆したマンガシリーズ『BRZRKR』からインスピレーションを受けている」と紹介。

「このシリーズは、不死身の戦士が時代を超えて戦う物語だ。私は『BRZRKR』の世界を非常に愛しているので、もっと探究したいと思い、そのための最良の方法のひとつが、小説だと思った」と以下の動画の中で語っている。

アメリカでは原書(原題:The Book of Elsewhere)が2024年7月に刊行。ニューヨーク・タイムズでは「『再誕の書』は、パルプ風でアドレナリン全開のスリラーであると同時に、死、時間の移ろいやすさ、そして人間であることの意味について描いた、物悲しく実験的な小説でもある」と紹介。

そのほか、「アクション満載、超暴力的、そして道徳的に曖昧……不死身の古代戦士の試練と苦難を、極めてスタイリッシュかつ美しく描き出す……実存的な憂鬱を切り取った、愉快なアクションミステリー……溢れる想像力と完璧なスタイルが、深い喜びをもたらす読書体験を提供している」(ロサンゼルス・タイムス)、「驚くほど、そしてガタガタと音を立てるほど面白い読み物だ。血まみれで時代をまたぐアクションスリラーである『再誕の書』は、信じられないほど血なまぐさい原作をひねり、暴力の循環性についての瞑想へと昇華させている」(サンデー・タイムス)と、続々とメディアで紹介されている。

500ページ近い大著はこの度、日本語への翻訳が終了、2025年11月中旬刊行を予定している。

コミック「BRZRKR」(バーサーカー)とは?
不死身の戦士による時代を超えた戦いを描くコミックで、2021年より刊行されている全12巻のシリーズ。原作はキアヌ・リーブスとマット・キント、作画ロン・ガーニー、彩色ビル・クラブツリーによる。

第1巻の発行部数は60万部以上、シリーズでは世界で350万部以上のベストセラーに。またNetflixより実写映画版とアニメ版が進行中というニュースもある。日本では早川書房より電子版が順次配信中。

「再誕の書」は11月中旬、河出書房新社より発売予定。予価:4,290円(税込)




(シネマカフェ編集部)

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