『ペンギン・レッスン』英語教師トムと重油にまみれた瀕死のペンギンの偶然の出会いを描く、世界22カ国で刊行された実話を基にしたベストセラーの映画化『ペンギン・レッスン』から場面カットが一挙解禁となった。
1970年代当時のアルゼンチンの悲惨な歴史背景下、分断された国家やその授業環境に教育への情熱を失いかけていた教師と重油にまみれた瀕死のペンギンとの偶然の出会い。
その奇妙な同居生活と周囲の人々の暮らしを笑いたっぷりに描き、愛しくて思わず笑顔になってしまう本作は、世界中の映画祭で喝采を浴び、アメリカ、ヨーロッパでスマッシュヒットを記録した。
ユーモアと優しさ、そして再生への静かな希望があふれている本作は、実在の教師トム・ミッシェルが自らの体験を綴った回顧録に基づいて描かれ、原作「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)は、世界22か国で刊行されベストセラーに。
監督は笑いと涙で大ヒットを記録した『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ。主役を務めたのは、『ロスト・キング 500年越しの運命』などに出演する名優スティーヴ・クーガン。
『あなたを抱きしめる日まで』でスティーヴ・クーガンと共に脚本を担当したジェフ・ポープが本作の脚本も担当。ともに、人生を諦めかけていた英語教師トムの繊細なキャラクターを丁寧に作り上げた。
この度解禁するのは、子どもから大人までペンギンのフアン・サルバトールに心奪われた登場人物たちを捉えた、コミカルな場面カットの数々。
ペンギン・フアンとトムが一緒に教壇に立つカットや、嬉しそうにフアンに魚をあげる生徒たち、教師の悩み相談に乗るフアン。
海に戻るのを拒むフアン、サッカーの応援をするフアンなど、愛らしい1羽のペンギンが周りの人間たちに笑顔と幸せを運んでくる様子が伝わってくる。
この偶然の出会いによって、諦めかけていた人生に小さな奇跡が訪れる様子が映し出されている。
『ペンギン・レッスン』は12月5日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
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(シネマカフェ編集部)