今夜の『探偵！ナイトスクープ』20年前、事故で首から下に麻痺が残った男性のかなえたい夢「もう一度大車輪を回りたい！」

　きょう10日放送のABCテレビ『探偵！ナイトスクープ』（後11：17　※関西ローカル）では、永見大吾探偵が「もう一度大車輪を回りたい！」という依頼を調査する。

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　依頼者の大阪府の男性（36）には、現在、人生をかけてかなえたい夢があるという。それは「もう一度、鉄棒の大車輪を回ること」。高校時代、体操部に所属していたが、2年生の時に練習中の不慮の事故により首から下に麻痺が残り、現在は車椅子で生活をしている。

　大好きだった体操ができない体となり、体操から離れて20年。しかし、どうしても「もう一度、鉄棒で大車輪を回りたい」という思いが日に日に募り、2年前から当時の体操部顧問の先生や多くの方々にサポートしていただきながら、トレーニングを再開した。

　最初は鉄棒に数秒ぶら下がるのがやっとだったが、今では大きなスイングを振れるまでになった。しかし、大車輪を回るには、まだまだ程遠い。何より、麻痺した体と20年をともにする中で、事故当初は覚えていた「大車輪を回るための体の使い方や感覚」をすっかり忘れているのだ。そこで、どんな方法でも構わない。鉄棒で360度回してもらえないだろうか。もちろん、最終目標は自分の力で回ることだが、今の依頼者には正攻法では到底かなわない。もう一度、大車輪から見えるあの景色を見てみたい。そして、当時の感覚を取り戻すことができたら…。いつの日か、自分一人の力で大車輪を回るための大きな一歩にしたい、というもの。

　危険を伴う依頼ゆえ、「僕にできることあるかなぁ」と躊躇（ちゅうちょ）する永見探偵。が、依頼者はナイトスクープらしく「どんな方法を使ってでも」と希望する。そこで、元体操部の顧問をはじめ、体操部の先輩や同輩、リハビリ担当の先生やトレーニングジムのトレーナーなど、サポートメンバーが集結。ここで永見探偵が、番組で考えた突拍子もない方法を模型を使って紹介すると、意外にも「これが一番安全」と評価される。

　しかし、やはり「本人の力で」と正攻法で挑むことになる。果たしてその結末は。

　このほか、松井ケムリ探偵の「爆笑！小ネタ集」、桂二葉探偵の「あなたに似ている有名人は？」を届ける。

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