米iFixitは10月10日(現地時間)、米Googleが同日発売した「Pixel Watch 4」の分解レポートのブログと動画を公開した。現在購入できるスマートウォッチの中で最も修理しやすい製品だと評価している。
Pixel Watch 4の外観は先代モデルとほぼ同じに見えるが、iFixitは内部が修理しやすいように完全に再設計されているとし、「非常に感銘を受けた」と高く評価している。
iFixitがこの設計を高く評価している理由の1つは、「隠された才能を持つ、見えるネジ」の存在。熱や溶剤なしに、数種類のツールを使って数分で内部にアクセスできる。外側のネジのうち2つがヒンジ機構としても機能し、締め付ける際にリアシールを優しく圧縮して防水性を維持しつつ組み立てを簡素化する「賢いトリック」を採用している点にも、iFixitは注目している。
Pixel Watch 4では、バッテリーとディスプレイが容易に交換可能である点が、修理しやすさの大きな要因となっている。バッテリーは2つのネジとコネクタを外すだけで交換でき、ディスプレイは6本のネジを外すだけだ。iFixitは、ディスプレイのドーム型の形状がガスケットによる密閉を容易にしていると指摘した。
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iFixit恒例の“修理しやすさ”スコアは、10点中9点。Pixel Watch 4の内部構造を「エレガントで思慮深い」と称賛している。ちなみに、先代の「Pixel Watch 3」は10点中4点、米Appleの「Apple Watch Series 10」は10点中3点だ(19日発売予定のSeries 11については、まだ評価が出ていない)。
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