
前橋市の小川晶市長(42)が、既婚者男性職員A氏と10回以上にわたりホテルを訪れていた問題。市長の「仕事の打ち合わせ」「男女の関係はない」という釈明が波紋を呼ぶ中、この騒動で最も苦しんでいるであろうA氏の妻が代理人弁護士を通じて14日、報道機関に胸中を綴ったコメントを発表した。
一般紙などが報じたA氏の妻のコメントは、夫が市議会に提出したという約7000字の「事情説明書」の内容について言及し、複雑な心情を吐露している。報道によるとA氏の妻は「事情説明書」に目を通し「その内容については事実であると受け止めた」と、夫を信じるコメントを寄せた。
小川市長に「快く思わない面もある」
一方、市長に対する思いとして「正直申し上げると小川市長に対して今回の件に関し快く思わない面もあります」「小川市長を訴えることは考えていませんし、謝罪も望んでおりません」と胸の内を明かし、夫対しては「これからも変わらず家族を大切にして欲しいと願ってやみません」と綴った。
夫の弁明内容を「事実」と受け止めつつ、騒動のきっかけとなった小川市長へは複雑な思いを正直に明かしている。
「毎日このニュースが報じられる中、奥さんの気持ちを思うと心が痛みます。市長に対し“快く思わない”というストレートな気持ち、いかにご家族が苦しんできたのか……。市長はこのコメントを読み、どう思ったのでしょうか。同じ女性として恥ずかしくないのか」
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と、前橋市民の女性は怒りをにじませる。
コメントにはさらに続きがある。そこには騒動から3週間が経過するも、毎日のように続く報道に対する気持ちも示されていた。
「市役所に苦情電話対応用の職員を配置させたり、市長の個人事務所にコールセンターを設置したり、非公開で“支持派”を集めた市民との対話の会を開いたり、市長が動けば1日に何本もの記事がネットで配信されます。その都度、ホテル密会の詳細に触れられるため、A氏の家族は記事を目にする度に “心がえぐられるような感覚”だと表現しています」(一般紙記者)
A氏の妻のコメントの最後には「私が願うことは、一日も早く元通りの平穏な生活に戻りたいということだけです」と締めくくられていた。
この切実なコメントに対し、世間は「奥様の気持ちが痛いほどわかる」「本当に心がえぐられているんだな」「心の広い奥様だと思います」「家族が一番の被害者」など、同情と共感で溢れている。
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さらには「とうとう妻まで巻き込んだ」「もはやこの妻が許す許さないの次元ではない」「もう問題はそこじゃないんだよ」と、市長の“最初の一歩”が間違いだったという声も多い。
「平穏な生活に戻りたい」という妻としてのシンプルな願いは、このスキャンダルの裏側で家族が深く傷ついている現実を浮き彫りにした。小川市長は何を思うのだろうか。