『なんでも鑑定団』“借金のカタ”は日本画家の大作 本人評価額200万円→驚きの鑑定額「お父さん喜んでますよ!」

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2025年10月15日 06:00  オリコンニュース

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テレビ東京(C)ORICON NewS inc.
 テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』(毎週火曜 後8:54)の14日放送回に、日本画家・池上秀畝(1874〜1944)の作品が登場し、衝撃値の鑑定結果が出た。

【写真】200万円の借金のカタ“日本画家の屏風”

 依頼者は長野県で文具販売会社を経営している男性。“お宝”は、依頼者の父が200万円の借金のカタとして受け取った地元・長野出身の秀畝が手掛けた屏風。

 30年ほど前、父が200万円を貸していた友人の店が倒産。その際「返済を少し待ってほしい」と、このお宝を渡されたが、結局そのままになってしまった。3年前に他界した骨董好きの父は、「200万円以上する」と考え、いつか番組で鑑定してもらいたいと楽しみにしていたと言う。

 スタジオでお宝が登場すると、MCの今田耕司は「間違いないくらい…。ニセモノでこんなん描けない」と本物だと予想するが、秀畝についてVTRで紹介されると、少し雰囲気の違う“お宝”に対して懐疑的な態度に。

 依頼人は本人評価額として借金と同額の「200万円」と提示。対する今田は「5万円」とするが、鑑定額は「300万円」という結果に。スタジオからは歓声が上がり、今田は「本物だあ!」と驚く。

 鑑定した「思文閣銀座」店長の金子朋裕氏は「真作に間違いございませ」と明言。「秀畝がまだ22・23歳の作品だと思います。実はこの作品には元になった作品があります」とし、幕末から明治期に活躍した画家・滝和亭の作品をもとに描いたもので「当時期待の若手であった秀畝に依頼をして、同じ図柄で描かせたと考えるのが自然かなと思います。まだ若い頃から高い技量を持って、依頼者の注文にも十分に応えられていたことが分かる史料的にも貴重な良い作品」と評した。

 この結果にMBの福澤朗は「お父さん喜んでますよ!」と依頼者に語りかけていた。

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