
職場の同僚との「やる気格差」は、時として大きなストレスになる。投稿を寄せた50代女性は、やる気のない同僚らに囲まれて働いている。しかも、そんな同僚のほうが給料が高いと嘆く。
「(同僚は)定時が18時のとこ、仕事がやる事がないと16時頃からネットサーフィン」
投稿者の女性が所属しているのは「営業系」の職場だ。しかしそこは、さまざまな事情を抱える従業員が集まる部署だという。メンタル不調から復帰した同僚、定年後に再雇用されたシニアなどが所属しており、「リハビリ場のような部署」だと女性は明かす。
他にも訳アリな同僚たちが集う部署で、女性は真面目に仕事に取り組んでいたのだが……。(文:天音琴葉)
真面目に働いても、評価や基本給がどんどん減らされる
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様々な事情で休職すること自体は仕方がないかもしれない。だが、同僚らの復帰後の勤務態度は、首を傾げたくなるものだった。冒頭の通り、定時前から2時間近くもネットサーフィンしているという。
女性の後に入社した後輩も、「無駄話も多く、それでいて要領が良い。上手く立ち回って周りを使うのが上手い」という有り様。このような同僚らの中では、真面目に働くのが馬鹿馬鹿しくなるだろう。
さらに、女性の不満を増幅させたのが、評価への不信感だ。真面目に仕事に取り組んでいるにもかかわらず、「評価は下げられ、どんどん基本給を減らされてきます」という。
女性の給料は減る一方で、やる気のない同僚たちは自分より多くの給料を得ているそうだ。「営業の方が多い部署」「結局、事務員は少ないお給料」とも書いていることから、職種によって給料に差がある職場なのだろう。
それ自体は仕方がないかもしれないが、せめて勤務態度の差も評価や給料に反映させてほしいと女性は言いたいのだろう。
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「仕事を前向きにやる気がない方は本当辞めていただきたい」
そんな中、女性の仕事内容が変わり、メンタル不調から復帰した同僚に引き継ぎをした。その際に投げかけられた「毎日めんどくせいなあ」という言葉が、女性の心をさらに追い詰めた。
プライベートでも介護や子育て、子どもの受験が重なっていたという女性。心身の負担は限界に達し、「だんだん、頭痛や足痺れになり最後は救急車に運ばれて会社を休むことになりました」と、休職に至った経緯を明かした。
現在も休職中だという女性は、最後に
「仕事を前向きにやる気がない方は本当辞めていただきたいです。周りにも悪影響が出ると思います。これはその人達ではなく、会社の問題だと私は感じております」
と、問題の本質は組織のあり方にあると指摘した。
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