画像提供:マイナビニュースJR東日本長野支社は15日、長野総合訓練センターで「元クモヤ143-52」を使用した運転体験を11月15・16日に開催すると発表した。業務用車両を実際に運転できる貴重な企画となる。
「元クモヤ143-52」は、荷物電車クモニ143系から2両のみ改造された「けん引機」とのこと。2両のうち1両はすでに廃車・解体されたため、現存する最後の1両となる。「クモヤ143-52」としては2022年に廃車となっていることから、「元クモヤ143-52」と呼称される。廃車となった後も長野総合訓練センターで保管されている。
体験は両日とも午前(9時30分から12時まで)・午後(13時30分から16時まで)の2部制で開催。各部1組(2名まで)のみ参加できる。高校生以上(15歳以上)を対象としており、販売額は1組9万円。1名での申込みも可能だが、料金は同額となる。
体験内容は、「元クモヤ143-52」の運転操縦体験、制服(上着)と制帽の着用、外観・車内の写真撮影、乗務員が実際に行うアルコール検査の体験の4項目。運転はセンター構内の片道約260m区間で実施され、運転士が隣で指導にあたる。
販売は「JRE MALL チケット」にて10月20日14時から行われ、定員に達し次第、受付を終了する。販売ページは10月16日10時の公開を予定している。(佐々木康弘)