『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』。コリン・ファレル&マーゴット・ロビーがW主演を務め、日本を代表する音楽家・久石譲がハリウッド作品に初参加した映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』。この度、日本版予告とポスタービジュアルが解禁、さらに久石氏からのコメントも到着した。
友人の結婚式で出会った男女がレンタカーのカーナビに導かれてたどり着いた、奇妙な“ドア”。通り抜けると<人生で一番やり直したい日>へとタイムスリップしていた…。
今回解禁された日本版予告では、前半部分に久石が手掛けた劇中音楽が使用されており、本作の美しくも不思議な世界観が見事に表現されたメロディが鳴り響く。
大草原にぽつんと佇む“赤いドア”や、植物園のような場所に現れた“青いドア”といった、本作のキーアイテムである<時空旅行へと誘うドア>をはじめ、その向こう側に広がる幻想的でロマンティックな世界が美しくエモーショナルに描かれた予告となっている。
また、幻想的でいて爽やかな配色が印象的なポスターは、晴天にも関わらずカラフルな傘を差す2人の間に、本作の象徴である<過去に戻れるドア>が出現。周りにはドアや灯台、花々が魚眼レンズで覗いたかのごとく円形に連なるなど、これから始まる“時空の旅“を象徴するようにファンタジックにデザインされている。
さらに今回、久石氏からのコメントが到着。彼の輝かしいキャリアの中でもハリウッド作品で音楽を担当するのは今回が初めてのこと。
ハリウッド初進出となった本作の音楽について「全てが新鮮で、どのように曲を作っていったら良いかをたくさん考えました」とふり返り、「トラウマを持っている男女が過去と向き合いながら心を通わせていくというストーリーの、ハートウォーミングなところを感じていただけるよう心がけました」とコメント。
かねてより久石氏の大ファンという本作の監督コゴナダについては、「彼は本当に素晴らしいです」と褒めたたえた上で、「コゴナダ監督はまるで絵画のように綺麗な映画を撮られる方なので、その映像とマッチングするようにしっかり書こうと思いました」と意気込みを語り、結果として「ハリウッド映画ということでポップスミュージックも多く使われている分、僕は自分のスタイルの曲だけを書くことができた」「自分なりにとても満足のいく仕事ができたと感じています」と充実感を覗かせた。
久石氏は、先月に米ニューヨークで開催された本作のプレミアイベントにも登壇。主演のコリン・ファレル&マーゴット・ロビーとの3ショットや、久石氏が音楽を手掛けたスタジオジブリの大ヒット映画『ハウルの動く城』にちなんだTシャツを着用したコゴナダ監督との2ショットを披露。彼らと和やかに会話する場面も見受けられた。
コゴナダ監督はスタジオジブリの大ファンであり、本作でも宮崎駿監督作品から大きなインスパイアを受けていると語っている。その強い思いから、同監督作品の映画音楽を手掛け、日本が誇る作曲家である久石氏へ本作の音楽を熱烈オファー。日本とも縁深い作品となっている。
そして、久石氏が手掛けた音楽が収録されたオリジナル・サウンドトラックが、12月10日(水)より発売されることが決定。本作のサウンドトラックがCD版として発売されるのは日本のみ。久石氏による音楽のほか、人気急上昇中の歌手レイヴェイが書き下ろした楽曲なども収められている。
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は12月19日(金)より全国にて公開。
映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』オリジナル・サウンドトラックは12月10日(水)より発売。
定価:3,300円(税込)
(シネマカフェ編集部)