<セ・CSファイナルステージ:阪神−DeNA>◇第2戦◇16日◇甲子園
アドバンテージ1勝を含めて阪神の2勝0敗で第3戦を迎える。阪神の抜け目ない攻撃が短期決戦の武器になっている。
第1戦では6回に近本光司外野手(30)が三盗。森下翔太外野手(25)の先制中前打が生まれた。
その森下の好走塁も見逃せない。6回の先制打のあと、佐藤輝明内野手(26)のバットが折れた打球は中前にふらふらと上がった。二塁付近まで来ていた森下は打球が落ちると判断し、加速して三塁に到達した。
さらに大山悠輔内野手(30)の三ゴロで三本間に挟まれた。ぎりぎりのところで粘って、一塁走者の佐藤輝を三塁まで進めた。次打者の小野寺暖外野手(27)の右前打で貴重なもう1点が入った。1つの進塁が少しずつ試合を動かした。
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森下は「短期決戦では、そういうところまでこだわってやっていきたい。チームとしても次の塁を狙っていこうというのがある。今日のチカさんみたいに、1つでも塁を進めたい。本当に助けられたので。ああいう走塁ができたらなと思っています」と振り返った。
筒井壮外野守備兼走塁チーフコーチ(50)は「あの後、(塁上で)佐藤輝明にあいつは素晴らしいねって話をしました。打球判断に関して素晴らしいものを持っています」と称賛した。
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