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《「100%中国に操られている公明党」「親中派はもうかる」北村先生、ぜひそれぞれのご発言について、証拠を示して頂きたいです》
10月13日、日本保守党の北村晴男参院議員(69)に対して、Xでこう説明を求めたのは、公明党の伊佐進一元衆院議員(50)。北村氏は、10日にYouTubeで公開した動画のなかで、公明党が自民党に連立解消を伝えた背景には、中国共産党の影響があると話していたのだ。
これを受けて、15日に北村氏は“アンサー”として《 公明党からの批判にお答えします》と題した動画を公開。冒頭で、「客観的には中国共産党の指令に基づいて連立を離脱したように見える。それはいかがのものかということ。私は、そのように推測しているという風に申し上げた」と10日に公開した動画の趣旨を説明した。
その上で、北村氏は、自民党の高市早苗新総裁(64)が「一方的に離脱を伝えられた」としている自公連立協議の過程に言及。公明党は、連立解消の要因とされる「政治とカネ」の問題をめぐって、自民と1年以上協議を続けてきたと説明しているが、北村氏は「あまりに不自然すぎますね、1年間ずっと協議してきてたということであれば、(高市氏の回答を)3日、4日待てないはずはないですね」と指摘。
さらに、北村氏は、「これ私個人の感覚ですが、(公明党の)この迫り方。突然、今日のうち(連立が解消された10月10日)にもう結論を出せ、今すぐ結論を出せ、3日待てないんだと。相手(自民党)が党内議論が必要であるということを分かっていながら、今すぐ結論を出せというのは、私から見れば言葉は悪いですが……」と続けると、こう批判した。
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「まるで反社のやり方ですね、これは。ありえないです」
高市氏の“一方的”という主張について、公明党の斉藤鉄夫代表(73)は、「一方的には伝えていない」(10月15日/朝日新聞のインタビュー)と反論している。同紙によると、斉藤氏は連立協議の過程で、高市氏が就任した4日から《政策協議が調わなければ離脱》と伝え、7日の協議では《「政治とカネ」の問題をめぐり了解するための明確な線》を明示。《10日が最後だと前もって言ってはいなかったが、それでもこの問題に対する具体的な提案は高市氏から何もなかった》と話している。
なお、北村氏は自公連立協議の過程を「不自然」だとした根拠として、10月9日に「中国共産党が絶対に許せない話」があったと解説。それは、同日、高市氏が中国・モンゴル自治区の人権問題に関する国際フォーラムに、「今なお、南モンゴルにおいて中国共産党による弾圧が続いていることに憤りを禁じ得ない」とのメッセージを寄せていたことだという。
北村氏は、高市氏の発言は「中国共産党にとっては怒り心頭でキレまくる話」だと話し、それ以前から中国共産党が高市氏を危険視する中で、モンゴルに関するメッセージが出されたところで、同党内で「高市新総裁誕生阻止」の機運ピークを迎えたと説明。続けて、「共産党とあれだけ仲のいい公明党ですから、中国共産党の意を受けて連立を離脱した。3日を待たずに離脱したというのは、ほぼ間違いないんじゃないか、と私は推測していますよ」と語った。
そのほか、斉藤氏が11日に出演した動画メディア内で、駐日中国大使と面会した際の内容について問われ、「外交問題でもあり、控えさせてもらいたい」と話していたことについて、北村氏は「(大使と)高市さんについて話したことを否定しなかったということですね」と含みを持たせていた。
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ただ、北村氏が冒頭で話していたように、いずれの主張も「推測」に基づいた内容だ。そのうえで、連立協議における公明党を「反社のやり方」などと揶揄した北村氏に、Xでは一部で疑問の声が上がっている。
《毅然とした対応を公明党に取って頂きたいと切に思います。反社は行き過ぎかと…》
《「反社のやり方」という過激な表現は、支持者向けのサービスにはなるが、論点を歪め、国民の分断を深めるだけ。注目を集める言葉より、正確な認識と公正な議論こそ政治家に必要な姿勢なはず。残念》
《自分の今まで発言に対してのなんの証拠も出してこず、個人の感覚での発言!これが弁護士、国会議員の発言か?ふざけるな!》
《公明党から正式に抗議されたら確実に謝罪・撤回を余儀なくされるレベルの暴言》
また、冒頭の公明党・伊佐氏は16日、Xでこんな見解を述べている。
《公党に対して「反社」と指摘されて論理を展開されておられます。これは、控えられた方が良いと思います。対応は党に任せます。いちいち反論致しませんが、北村先生が根拠とされる10月9日の「南モンゴル議連」での高市さんのメッセージ。これに激怒した中国が、公明党に離脱を迫ったんだ、とのこと。しかし、斉藤代表が中国大使と会ったのは10月6日です。事実に基づき反論頂きたく》
公明党側は北村氏に対し、党が運営するYouTubeチャンネル内で“ノーカット”で議論することを提案している。北村氏は正々堂々と勝負に応じるのか。
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