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不正に入手した情報を基に他人名義のクレジットカードを悪用したとして、警視庁は16日、2件の私電磁的記録不正作出・同供用事件で容疑者らを逮捕したと発表した。2件とも容疑者らは名義人になりすましてカードの登録情報変更や新規発行をしていたとみられる。
犯罪収益対策課によると、栃木市大宮町の自称物販業、中沢友来(ゆら)容疑者(24)は3月9日、「ポケモン」のトレーディングカード4枚(163万円相当)を購入した疑いがある。黙秘しているという。
また、国際犯罪対策課によると、中国籍の無職、杜晶江容疑者(36)=東京都大田区蒲田2=ら男女4人は2〜3月、クレジットカードの所有者になりすまして新規発行したカードを使い、10台のスマートフォンなど300万円相当を勝手に購入した疑いがある。同課は認否を明らかにしていない。
両課によると、容疑者らは本来のカード所有者を装ってカード会社に連絡。利用金額の上限や住所、電話番号を変えたり、カードを新規発行させたりしていたとみられる。偽造した身分証を使うケースもあったという。
トレーディングカードやスマホの購入は、高額での転売が見込めるためだったとみられる。【長屋美乃里、朝比奈由佳】
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