中日の中継ぎ左腕橋本侑樹投手(27)が「逆球」「失投」を減らすために、右肩を開かない投球フォームに取り組んでいる。
この日はブルペンで打者を立たせ、82球投げ込んだ。「打者を立たせて両サイドに投げられるようにやっていました」。今年は3月に侍ジャパンの強化試合にも選出され、シーズンでも7月までに35試合投げ2勝0敗自己最多の12ホールドを稼ぐなどフル回転。だが、8月上旬に3連敗し2軍降格。9月4日阪神戦で1軍復帰登板も1/3イニングで4失点し、1試合で再び降格したままシーズンを終えた。最終的には42試合、2勝3敗、防御率3・38だった。
「投げミスを減らしていく。投げていく中でどれだけ逆球というか、中に入らないか。中に入って甘くいくよりも内角なら打者に当たってもしかたないくらいの気持ちで厳しくいきたい。(今季は)逆球をほとんどいかれていたので、その確率を減らさないと成長できないので」と、痛恨のミスを減らす。
「右肩の開きを我慢して投げれば(投げたい)ラインに行く。早いと逆球になったり、ひっかいたりする」と、右肩が開かないフォームを目指す。「次は100球くらい投げたい。フォームを固めるためには投げて覚えないと」。投げ込んで覚え込ませ、疲れても投げきれるフォーム、体をこの秋につくり、来季は1年間フルに1軍での活躍を目指す。【石橋隆雄】
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