
【動画】この島国を生み去る場所へ、 馳せる獣のものがたり―アニメ映画『神去月のけもの』パイロット映像
本作は、先日閉会した大阪・関西万博にて制作発表され、そのソフトレガシーとして、アフター万博のひとつの楽しみとも目されるアニメ映画。東京五輪イヤーに合わせ全国ロードショーされ、この島国の根にある“ご縁”という文化をNetflixを通して全世界で累計450万人鑑賞(初週161万人)に今なお届け続けている前作『神在月のこども』と表裏を成す新たな物語だ。
この島国の根と書かれる島根・出雲の「国造り神話」を題材に、日本人の根にあるご縁という価値観をアニメで描いた『神在月のこども』に続き、この島国の初めと記される淡路・自凝島の「国生み神話」を題材に、日本という列島の成り立ちをアニメで描き出す『神去月のけもの』。
古事記における章をさかのぼり、日本らしさに立ち戻るさらなる意欲作として世界の文化が集うなか、その世界観が万博最大のEXPOアリーナで投影された。そんな『神去月のけもの』が、文化のバトンを受け取り世界に向けて発信すべく、本格始動する。
新規ビジュアルには、どれも“その島国を生み去る場所へ、馳せる獣のものがたり”というキャッチコピーが添えられている。
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パイロット映像では「その島国は、一滴の塩から生まれた」という言葉にはじまり、何かに追われ続けるけもののようになってしまった鬼の少年と、天狗の少女が時空を超え運命的に出逢うシーンで締めくくられる。揺れる水面に映る月に“神去月のけもの”のタイトルが浮かび上がる神秘的な雰囲気をまとうアニメーションに期待がふくらむ。
原作・四戸俊成は「この度、大阪・関西万博の公式プログラム(未来への文化共創ウィーク)という檜舞台で、『神在月のこども』と表裏を成す次回作『神去月のけもの』の制作発表が叶いました。前回作『神在月のこども』は、この島国に全世界の方々が目を向ける東京五輪イヤーに公開し、今なおNetflix等で国内外を駆け続けているアニメですが、そこで選ばれなかった命に光を当て、次回作『神去月のけもの』という作品を書き進めています」と説明。
「古事記の冒頭『国生み神話』で、この島国の一滴目と記される《淡路・自凝島》。そこに馳せる少年少女の新たな物語が、未来への兆しとなることを祈り、再び制作に邁進して参ります」とコメントを寄せている。