
第一生命保険から銀行などに出向していた社員が出向先企業の内部資料を無断で持ち出していた問題で、持ち出しが合計27の金融機関で行われていたことがわかりました。
関係者によりますと、第一生命から金融機関に出向した社員が持ち出していたのは販売実績や他社の商品情報などに関する資料だということです。
あわせて27の銀行や保険代理店で持ち出しが発覚していて、資料はグループ会社の「第一フロンティア生命」にも共有されていました。
第一生命では去年、内部資料の持ち出しがあったと把握していたものの、法令に違反する事例ではないと判断し、公表を見送っていたということです。
出向先の金融機関からの持ち出しは日本生命でも起きていて、604件の不適切な事例があったと発表しています。
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