生成AIを使い、知人女性の顔写真を素材にわいせつ動画を作成し、SNS内で陳列したとして、京都府警は16日、いずれも埼玉県加須市の会社員、黒田蒼容疑者(28)と長谷川舜容疑者(29)をわいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで逮捕した。府警は両容疑者の知り合いを含め女性計59人の被害を確認した。
逮捕容疑は5月15〜25日、黒田容疑者はSNSの「ディスコード」内で、知人女性の顔写真と男性器などを合成したわいせつ動画を公開。両容疑者は共謀して6月20日〜7月2日、長谷川容疑者が黒田容疑者に動画の作成を依頼し、アプリ内で公開していたとしている。
黒田容疑者は「間違いないが、共謀した覚えはない」と容疑を一部否認、長谷川容疑者は認めているという。
府警サイバー捜査課によると、黒田容疑者はディスコード内でサーバーを管理。現在は削除されているが、閲覧目的などで最大1030人が参加していたとみられる。
黒田容疑者は自身の知人女性のほかに、メンバーから依頼を受けて300〜500円でわいせつ動画を作成。依頼者の同意があった場合は、サーバー内で顔写真と一緒にわいせつ動画を公開していたという。
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長谷川容疑者は依頼して作成された動画の公開に同意したとして、府警は同容疑の共謀を認定した。【資野亮太】
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