工藤美桜&M!LK山中柔太朗、人間関係で1番大切にしていること 「スッと隠しました」ハグシーン撮影秘話も【「悪いのはあなたです」インタビュー】

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2025年11月04日 17:04  モデルプレス

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モデルプレスのインタビューに応じた山中柔太朗、工藤美桜(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/11/04】読売テレビ・ドラマDiVE枠で放送中の「悪いのはあなたです」(毎週月曜深夜1時29分〜)でW主演を務める工藤美桜(くどう・みお/26)と山中柔太朗(やまなか・じゅうたろう/23)にインタビュー。原作漫画の魅力をそのままに、愛憎と裏切りの渦中に巻き込まれるキャラクターを演じる2人に、本作に対する思いや、お互いの印象、撮影中のエピソードなどを語ってもらった。

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◆工藤美桜&山中柔太朗W主演「悪いのはあなたです」

『文春オンライン』での連載開始から現在までに累計3900万PVを獲得した、ふせでぃ氏の同名漫画(文藝春秋)を原作とした本作。貯金残高8万円、崖っぷちで地味な派遣社員の山本莉子(工藤)は、日々の生活に焦りを抱えながらも、楽な方に逃げてしまうアラサー女性。29歳で夢を追いかけるバンドマン・椿タクマ(山中)は、家賃や光熱費を一緒に暮らす彼女に負担してもらっている“ヒモ”で、「今を楽しく生きようよ」と楽観的で無邪気に生きている。

そんな2人をはじめ、安東ツトム(小川史記)、片桐ミカ(加藤史帆)、安東芳子(高田里穂)ら登場人物が絡み合い、愛憎と裏切りの果てに、抜け出せない不倫地獄へと転がり落ちていく。

◆工藤美桜&山中柔太朗が見せる役の振り幅

― 本作への出演が決定した時の心境を教えてください。

工藤:初挑戦の役柄だったので、今までずっと見てくださったファンの方々にも、新しい一面をお見せできるのではないかなと思いました。

山中:ドラマにW主演として出演するのが数年ぶりだったので、任せていただけるようになったんだなという嬉しさがありました。最近は映画の撮影が多かったので、ドラマがすごく楽しみでした。

― お二人にとって本作に出演するということは、どのような意味がありますか?

工藤:やっぱり新たな挑戦というのが大きいです。今まで皆さんが思ってたイメージとはまたガラッと変わった感じの役に挑戦しているので、「こういう役もできるんだぞ!」というのを皆さんにお見せできるような作品だなと思いました。

山中:直近だとアイドルのドラマとか、キラキラした作品が多かったのですが、本作のようなディープな作品もできるという幅を見せたいと思いました。

◆役柄と共通する部分・違う部分は?

― 脚本を初めて読んだときの感想を教えてください。

工藤:原作にすごく忠実で、原作を読んで「このシーンを演じてみたいな」と思っていたところがそのままドラマに反映されている。漫画をいっぱい読んで研究して、漫画の読者の方にも「そのままの莉子ちゃんだ」と感じてもらえるように頑張ろうと思いました。

山中:漫画原作の実写作品に出演するときに、ギャップで悩むことが多いのですが、今回は人間ドラマを描いてる作品なので、割とタクマを想像しやすくて。意外とすんなり現場に入れました。

― ご自身が演じる役柄と共通する部分・違う部分は?

工藤:素直なところと、楽観的なところは似ているなと思いました。私も「なんとかなるっしょ!」と思うところがあるので(笑)。違う思う部分は、流されやすいところ。私はすごく頑固なので、かなり意思が強くて、1回決めたら「これ!」みたいな感じなので、そこは違うと思います。

山中:タクマは“今が良ければ良い”という人で、僕はそこまではいかないですけど、日常の細かな部分は割と適当なので、適当な性格は似てると思います。でも不倫はしないです(笑)!

― 演じていて苦戦した部分はありましたか?

山中:割と簡単でした(笑)。「やりやすかった」と言うと、毎回「やばい人」って言われるのですが、今まで1番すんなり役に入れました。なので意外と性格が似ているのかもしれないです。喋り方とかもかなり自然に入れましたし、適当なところも解釈が一致する部分が多かったです。本当に違う部分は不倫だけ。やっぱり理解はできないので、そこはできるだけ寄り添って考えました。

工藤:タクマとツトムさんの間で揺れ動く、葛藤的な部分の表現はとても難しかったです。

◆工藤美桜&山中柔太朗、印象の変化語る

― お二人は初共演ですが、撮影を通して印象に変化はありましたか?

工藤:ギラギラしてる方なのかな?と思っていて(笑)。今すごくHOTな方なので、ギラギラに圧倒されないかな?と思っていたのですが、お話してみたら、すごく柔らかくて、優しくて、誠実で。普通に生活していたら気づかないところまで気遣いしてらっしゃる方だなと感じました。あと、なんか変な人(笑)。

山中:変ですか(笑)!?

工藤:小声でボソっとボケる。そこがすごく面白い方だと思いました。

山中:工藤さんとは本読みで初めてお会いしたのですが、その時は一言も喋らなかったんです。目も合ってないレベルで(笑)。人見知りで無口な方なのかなと思ってたのですが、面白い方でした。先に工藤さんと撮影していたふみくん(小川)から「いきなりモノマネしてきた」と聞いていたので(笑)、仲良くできそうだなと少しホッとして。気づいたらタメ口で話させてもらってます。

― 撮影期間中、互いに助けられたと思う部分はありますか?

山中:助けたことはあります(笑)。本読みでお会いしてから、1回目の撮影まで期間が空いていたんです。最初の撮影が抱きつくシーンだったのですが、工藤さんの衣装にご飯粒がついていて。「どうしようかな」「言おうかな」と思ったものの、久々に会ったばかりでそこまで仲良くなかったので、後でこっそりメイクさんに言おうと思っていたのですが、リハーサルで抱き合って離れたとき、そのご飯粒が僕についていたんです(笑)。この瞬間を工藤さんに見られた場合、僕がご飯粒ついてる人って思われるのも嫌だし、スッと隠しました(笑)。

― 後日そのエピソードは工藤さんにお話されたんですか?

山中:仲良くなってから言いました(笑)。

工藤:助けられました(笑)。私は山中さんのワンちゃんの写真に癒されました!撮影がハードなので、感情がすごく揺れ動く時もあったのですが、お話してる時に飼ってるワンちゃんの写真を見せてくださって、癒されてました。

◆キャストの距離を縮めた小川史記の存在

― 作品自体は重いテーマを扱ってますが、撮影が難航したタイミングや、演じる上で気持ちが揺らいだ時、どのようにモチベーションを保っていましたか?

山中:小川さんですね。本当に明るい人で、一緒にお仕事できるのがずっと楽しみだったんです。4人(工藤・山中・加藤・小川)で集まった時とか、盛り上げてダンスしてくれました(笑)。

工藤:“小川史記ダンスタイム”というのが設けられていて(笑)。

山中:4人を仲良くしてくれたのは小川さんでした。

― ダンスタイムは突然始まるんですか?

山中&工藤:そうです!

工藤:小川さんが「見てて!」って曲を準備して、踊り始めます(笑)。

― 人間関係において、お二人が1番大切にしていることを教えてください。

工藤:思いやりです。相手の立場になって考えてみる。相手を思い過ぎても自分が壊れちゃうと思うので、自分を大切にするのも大事なのですが、1番は思いやりかなと思います。

山中:ライン越えしないことです。いじられてほしくないところを見極めることは大事だと思います。M!LKはそれがうまくいってる要因かなと思います。

◆“これだけは譲れない欲”は?

― 嘘や欲に翻弄される役を演じますが、現実の世界でご自身が“これだけは譲れない欲”はありますか?

工藤:食欲です!食べるのを我慢できなくて。時間とかも気にせずカップ麺とか食べちゃいます。我慢したらストレスが溜まって、ストレスで太りそうだなと思うので、食べて太った方が幸せでいいかなって(笑)。

― ちなみに1番好きな食べ物は?

工藤:白米です!お弁当で白米を残す方が多いので、それをもらいたいです(笑)。

山中:今年は物欲ですね。去年は服もほぼ買ってなくて、同じ服を着ていることも多かったんです。僕はグループで衣装デザインを担当してるので「それでいいのか?」って言われたくらい物欲がなかったのですが、今年は結構買っていて、お金ないです(笑)。

― 最近買ったお気に入りのものは?

山中:今年はアクセサリーにハマっていて。初めてダイヤモンド付きのアクセサリーを買いました!

◆工藤美桜&山中柔太朗の夢を叶える秘訣

― 最後に、夢を追いかけているモデルプレス読者に向けてお二人の「夢を叶える秘訣」を教えてください。

工藤:諦めないことだと思います。16年間芸能活動をやっていて、何度も「辞めようかな」「諦めようかな」と思ったことがあったのですが、「このままやり続けたら夢が叶えられるかもしれない」と諦めずに続けてきたので、それが大事かなと思います。

― 最近叶って嬉しかったことはありますか?

工藤:この作品に出られたことです!

山中:僕は「やめようかな」と思ったことをやることです。例えばバラエティとかお芝居とかもそうですが、「やめようかな」と思ったことを1個やってみる。それが失敗しても成功してもどちらも良くて、そういう1個1個が大きい達成に繋がると思います。元々そういうことができないタイプだったのですが、メンバーの佐野勇斗が挑戦するタイプなので、感化されました。

― 最近「やめようかな」と思ったことで挑戦したことはありますか?

山中:大人数が出演するバラエティ番組だといつも何もできないのですが、佐野に「今日はお前頑張れ!」と言われて、大声を出してみたんです。最初は中途半端な大声で少ししらけちゃったのですが(笑)、もう1回、2回目でかなり大声を出したら盛り上がりました。普段大声を出さないタイプなので、そこを頑張ったからこそ見えた景色はありました(笑)。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆工藤美桜(くどう・みお)プロフィール

1999年10月8日生まれ。東京都出身。2020年にスーパー戦隊ヒーローシリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』でキラメイピンク役を演じ注目を集める。近年の主な出演作はCX「院内警察」(2024)、映画「赤羽骨子のボディーガード」(2024)、「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション」(2025)など。MBSドラマ「コールミー・バイ・ノーネーム」(2025)では初主演を務めた。2025年11月18日から始まるMBS「プロパガンダゲーム」にも出演が決まっている。

◆山中柔太朗(やまなか・じゅうたろう)プロフィール

2001年12月23日生まれ。栃木県出身。俳優として「飴色パラドックス」W主演(2022〜2023/MBS)、映画「静かなるドン2」(2024)、「あたしの!」(2024)、「BADBOYS -THE MOVIE-」(2025)、「君がトクベツ」(2025)などの話題作に多数出演。W主演映画「純愛上等!」(2026年公開)などが控えている。5人組ダンスボーカルユニット・M!LKのメンバーとしても活動中。12月6日より『MILK ARENA TOUR 2025-2026 「SMILE POP!」』がスタートする。

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