阪神ドラ1創価大・立石正広が悲劇的な終戦で涙「大学で日本一なりたかった」…プロで日本一だ!

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2025年11月05日 11:00  日刊スポーツ

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創価大対神奈川大 7回表創価大1死、立石は三振(撮影・鈴木正人)

<関東地区大学野球選手権大会:神奈川大4−3創価大>◇準決勝◇4日◇横浜



阪神ドラフト1位の創価大(東京新2位)立石正広内野手(4年=高川学園)が涙の誓いを立てた。関東地区大学選手権は準決勝で神奈川大(神奈川1位)に逆転サヨナラ負け。勝てば確定だった明治神宮大会出場を逃し、これが大学ラストゲームになった。目を潤ませた主将は、日本一はプロで目指すと決意を新たにした。


   ◇   ◇   ◇


立石は悔しさを隠せなかった。勝てば日本一につながる神宮切符がつかめた一戦で、あと1人、あと1球から逆転サヨナラ負け。悲劇的な終戦、大学ラストゲームに目を潤ませた。それでも日本一はプロで目指すかと問われると「そうですね」ときっぱり。「大学で日本一になりたかったし、できなくなってしまったけど、イチ野球人としてもっとレベルが高いところでできるのはすごく幸せなこと。頑張っていきたい」と力を込めた。


勝利は目前だった。1点リードの9回裏2死二塁。2失点好投の先発石田陵馬投手(4年=市川越)がカウント2−2から、神奈川大・石崎冗二朗内野手(4年=創成館)に左越えの逆転サヨナラ2ランを浴びた。二塁を守っていた立石はその場にしゃがみ込んだ。「頭が真っ白になった」。自身は4打数無安打1四球1失策。最終打席は9回表2死二、三塁からの申告敬遠だったが、第1〜3打席は得点圏で凡退。1回戦の2ランなど2試合連続マルチ打点で4強進出に貢献した力を発揮できなかった。「悔しい。ほとんどの打席が得点圏で回ってきて、1本も出なかったので嫌な予感はした」と唇をかんだ。


それでも3球団が競合したアマNO・1スラッガーの輝きが失せることはない。「いろいろありましたけど、(4年間)頑張ったことには間違いないので素直に自分をほめたい」。チームメートからは激励の言葉もかけられ「自分が頑張って甲子園で試合に出て、見にきてくれたらすごくうれしい」と決意を新たにした。阪神も日本シリーズで敗れた。立石も悔しさを胸に、即戦力として日本一奪回に力を尽くす。【塚本光】

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