
アルピニスト野口健氏(52)が10日、X(旧ツイッター)を更新。中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が投稿したと報じられたポストの内容をめぐり、私見を述べた。
SNS上では、高市早苗首相が「台湾有事」について、安全保障関連法の規定において集団的自衛権行使が可能となる「存立危機事態」に該当するかを聞かれ、「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」などと答弁した内容に、薛剣氏がリアクションしたとされる投稿が拡散。「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」と書き込んだとして、投稿内容が拡散され、一部メディアも報じた。木原稔官房長官は10日の会見で、投稿が薛剣氏によるものとの認識を示し、中国側に抗議したことを明らかにしている。
野口氏は報道記事を引用し、「これは『殺害予告』とも受け取れる」と言及。「外交官は『外交によって物事を解決する』というのがモットー。呆れ果てるが本性をむき出しにしたのか」とつづり、「総理への殺害を示唆した以上、国外追放も選択肢の1つ」と提言した。
続くポストでは「『その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない』には強い殺意を感じる。『斬ってやりたい』ではなく『斬ってやるしかない』と。『しかない』という表現は『実力行使』に出るという宣言にも聞こえる。つまり『やる』のだと」と私見を述べ、「またこれは脅迫罪にならないのだろうか?仮に日本の外交官がこの発言を行えば即更迭になるだろう」と疑問を呈した。
さらに「中国の外交官による発言なので、これを個人的な発言とは考えにくい。つまり中国政府の『いつでも斬首作戦を決行するぞ』との日本への脅しなのか。『斬首作戦』となれば中国軍の特殊部隊らによる高市総理の暗殺計画となる。斬首作戦を示唆する為の発言であったのならば宣戦布告とも受け取れる」と推し量り、「やはり防衛費の大幅アップと日米同盟を更に強固なものにする必要がある」との考えを示した。
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