6台のNASCARマシンが富士スピードウェイでゼロ距離&ド派手ショーラン。モリゾウとグラス駐日米国大使がフォードで先導

0

2025年11月16日 13:20  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

ゼロ距離のトレイン状態でホームストレートを走行する6台のNASCARマシン 2025スーパー耐久第7戦富士
 11月16日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第7戦『S耐FINAL大感謝祭』が開催されている静岡県の富士スピードウェイで『NASCARショーラン』を行った。モリゾウとジョージ・グラス駐日米国大使が先導し、大勢の観客が見つめるなか6台のNASCARマシンが走行した。

 アメリカンモータースポーツを象徴するNASCARマシンによるスーパー耐久第7戦富士でのデモランは、11月1日にジャパンモビリティショー2025の会場で行われた日本自動車会議所のトークショーで電撃発表された特別イベントだ。

 参加マシンは2023年ル・マン24時間レースに特別参戦したガレージ56シボレー・カマロZL1を7冠王者の“帝王”ジミー・ジョンソンが駆る。またNASCAR最高峰“カップ・シリーズ”から次世代スターのジョン・ハンター・ネメチェクと、2度のスポット参戦経験を持つ小林可夢偉がトヨタ・カムリで、そしてNASCARリージョナルARCAメナーズシリーズからは古賀琢麻がトヨタ・カムリ、小高一斗がフォード・マスタング、大湯都史樹がシボレーSSをドライブした。

 すでに木曜日の練習走行からNASCARマシンは富士スピードウェイを走行していたが、晴天に恵まれたスーパー耐久第7戦富士の決勝日である16日に待望のショーラン本番を迎えた。イベント前には駐日米国大使であるグラス氏もサーキットに来場し、グランドスタンドには約6リッターの自然吸気V型8気筒エンジンを積むNASCARマシンを一目見ようと大勢の観客が詰めかけた。

 アメリカ・ノースカロライナ州生まれのシンガー、安田レイさんによるアメリカ国歌斉唱から始まったショーランは、先導車のフォードF150ラプターを“モリゾウ”ことトヨタ自動車の豊田章男会長がドライブ。助手席にグラス駐日米国大使が乗り込みスタート。2周の先導を経た後にモリゾウ駆るフォードF150ラプターはピットレーンに戻り、ここから6台のNASCARマシンによるレーシングスピードでのショーランが繰り広げられた。

 各マシンは、ショーラン序盤にはホームストレートを“ゼロ距離”のトレイン状態で通過するなどをして観客を楽しませる。そしてタイヤが温まった後はそれぞれがハイスピードで富士スピードウェイを駆け抜け、約6リッターNAのV8サウンドを轟かせた。

 ショーランのチェッカーフラッグが振られた後には、先行するジョンソン、ネメチェク、可夢偉の3台がホームストレートでド派手なバーンアウトとドーナツターンを披露してNASCARショーランは閉幕。終了後にはグランドスタンドの観客と、ピットレーンにいた関係者たちから大きな拍手が送られており、イベントはアメリカンエンターテイメントを感じさせる大成功で終わった。ショーランの様子はS耐TVのアーカイブでも見ることができるので、そちらでもぜひチェックしてみてほしい。

[オートスポーツweb 2025年11月16日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定